2006年08月30日
GoogleとeBayが提携、Google TalkとSkypeの互換実現へ
「GoogleとeBayが提携、Google TalkとSkypeの互換実現へ」という記事が出ております。こちら。
これ、しれっと、すごいこと書いてあります。
SkypeとGoogle Talk間の互換性の向上なども、今回の提携に含まれるという。
SkypeとGoogle Talkは、オープン標準経由でチャットとプレゼンス機能の互換性を実現するとしている。
これは、Skypeが、XMPPをしゃべるということですね。(GWが用意されて、そこを通して通信するということになるかと思います。)
XMPPは、RFCで標準化されており、GoogleTalk自体も準拠していて、ほかのXMPPアプリと通信できる状態です。これは、すなわち、Skypeチャットの道が開けたということです!
ただ、やはり、発着信がないと片手落ち感は否めないため、ぜひとも、発着信までできるようにしてもらいたいものです。いちおう、
SkypeとGoogle Talkを使用したClick-to-Call機能の統合および開発を行う。
と、Click-to-Callは、使えるようにするみたいなので、技術的な障害はないと考えられます。
やはり、問題点は、現時点でのGoogle TalkとSkypeのパワーバランスでは、Skypeにとって、発着信通話網を解放するメリットがないという点にあり、現実は難しいと思われます。ですので、ここは、当BlogでもXMPPの取り扱いを強化して、XMPPの普及、ひいてはGoogle Talkの普及につなげていければと思います。
■XMPP関連リンク
●jabber.org
●RFC 3920: Extensible Messaging and Presence Protocol (XMPP)
●RFC 3921: Extensible Messaging and Presence Protocol (XMPP): Instant Messaging and Presence
●RFC 3922: Mapping the Extensible Messaging and Presence Protocol (XMPP) to Common Presence and Instant Messaging (CPIM)
●RFC 3923: End-to-End Signing and Object Encryption for the Extensible Messaging and Presence Protocol (XMPP)
- by noritsuna
- at 00:00