2009年12月21日

Feel Sketch を、OSSとして、公開しました

2009年9月ほどから、作成していたARアプリケーション

Feel Sketch

が、このたび、めでたくOSSとして公開となりました。こちら

どんなモノかは、こちらのムービーを見てもらうのが、一番速いかと思います。

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■詳細内容
●概要
日本Androidの会、2009年12月定例イベント塚田さんの発表資料を見ていただければと思います。


●なぜ、誕生したのか?

『すごいAR』 から、 『使えるAR』を目指して、作成されました。

そのため、本アプリには、Webにおけるブラウザのような役割を担う力はありません。
しかし、『もう一工夫』を加えることにより、

必ずや『明日から、案件に利用出来るARアプリ』を作成可能である

と考えております。

では、なぜ?このような『使えるAR』を目指したかといえば、ARがブラウザのようなインフラとしての地位を確立するには、まだ数年の年月が必要と思われます。
そして、その間も、『適切な投資』が続くようにするために、こちらのエントリーでも書いたように、『ARはお金になる』ということを示さねばなりません。

そこで、そこを埋めるためのARアプリの一つとして、本アプリは誕生いたしました。


そのため、本アプリは、これ単体で利用することは想定しておりません。

必ずや『明日から、案件に利用出来るARアプリ』を作成可能である

と書きましたように、「あなた」が考えるアプリに、一エッセンスを加えるためのアプリです。
そのために、1サービスや商品としてではなく、OSSとしての道を選んだのです。
これにより、新しい市場がどんどんと生まれ、ARエコシステムが作られていくと考えております。


いろいろなサービスや商品が登場し、いろいろな方が開発に参加してくれることを願っておりますので、よろしくお願いいたします。



■技術的内容
●概要
・オーサリングツール&ブラウザ
こちらの資料をご覧ください。




●利用ライブラリ
OpenCV
Zxing
stlport

このような素晴らしいLibraryを提供していただいて、ありがとうございます。




■開発チーム
●Android側Viewer & Core Library
Puppyチーム』が、実装を担当しております。

●オーサリングツール
jFD2の作者である山浦俊司氏が、実装を担当しております。

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2009年12月11日

Android + Arduino BT

Twitter上で、Android Bluetoothのexpert @esmasui と @Lionas が、このあたり から、Android + Arduino BT で、きゃっきゃっうふふ な企てをしているのを発見。

こちらの「Funnel Tap」の拡張として、面白いかも知れないと思い、その場で『Arduino BT(Bluetooth)』をクリック!クリック!

さっそく、届いたので、HT-03Aと接続出来るか、実験してみることに。
ただ、

※RFモジュールについての注意: 本モジュールは開発者・無線技術者向けのエンジニアリングサンプル製品です。 技術基準適合は受けておりませんので、電波暗室や電波障害を起こさない十分に広い敷地・建屋内で実験を行ってください この商品を製品として市場に販売することはできません。通信ICの評価、デバッグ、研究・開発用としてお役立てください。

のため、こちらの『電波暗袋』に入れて、実験実験。




■Arduino BT編
●PCのBluetooth SPP 経由でプログラムを書き込む

今回は、Arduino BT の サンプルプログラム01号 を、そのまま利用しました。
SPP的には、1.1秒ごとに「ciao」という文字列が送られてくると言うものです。




■HT-03A編
●ピアリング

設定⇒ワイヤレスの設定⇒Bluetooth

で、Arduino BTとのピアリングしておきます。
パスコードは12345です。


●Bluetooth用のコード一式の準備
Android 1.6ですので、 @esmasui せんせ作の「backport-android-bluetooth」を利用します。

しかし、Arduino BTが悪いの、Android 1.6が悪いのかわかりませんが、

IBluetoothDeviceCallback#onGetRemoteServiceChannelResult(String address, int channel)

にて、channelが、『-1』として返ってきてしまいます。
そこで、固定的にchannel番号を振ってしまうコードを追加しました。
(Android 2.0では、直っていると信じて・・・)

改造版のIBluetoothDeviceCallback(BluetoothDeviceクラス内で匿名関数として定義されています)の、
ソースコードはこちら
jarはこちら


●HT-03A to Arduino 通信サンプル
ただ単に、「Read」ボタンを押すと、SPP通信して、値を取り、表示するだけのサンプルアプリを作りましたので、ついでにアップしておきます。
とりあえずの動作確認用なので、エラー処理とか全然やっていません。

Eclipseのプロジェクト一式は、こちら

2009年12月09日

日本Androidの会の12月の定例イベント開催のお知らせ

先日のABC 2009 Fallには382名もの参加がありました。また、12/4に日本Androidの会の会員数が5000人!を突破しました。どれもこれも、活発にご参加してくれるみなさまのおかげです。どうもありがとうございます。

さて、2009年最後となる12月の定例イベントを12/21(月)に開催いたします。今回のテーマは「東のエデン」に出てくるエデンシステムでお馴染みのAR関係でまとめるつもりです。みなさまのお申し込みを心よりお待ちしております。

* 日時: 2009年12月21日(月曜日) 19:00 - 21:00(忘年会 21:30ごろ〜)
* 場所: 秋葉原ダイビル12F はこだて未来大(忘年会は秋葉原周辺)
* 定員: 80名(応募多数の場合は抽選となります)
* 参加費: 無料
* 主催: 日本Androidの会・早稲田大学
* 協力: はこだて未来大学
* 資料: 配布は行いません。ご了承ください。
* 講演者
o フリーランス 塚田 翔也さん
o 日本Androidの会 幹事 高橋 憲一、日本Androidの会 幹事 近藤 純司
o ブリリアントサービス 近藤 昭雄 (日本Androidの会 幹事)
o GClue 佐々木 陽 (日本Androidの会 幹事)

■コンテンツ詳細
●ARお絵かきツール「Feel Sketch」& Android版Browserの紹介
* 発表:フリーランス 塚田 翔也さん
* 概要:調整中

●Androidは「必ずやる」(仮)
* 発表:日本Androidの会 幹事 高橋 憲一、日本Androidの会 幹事 近藤 純司
* 概要:調整中

●感情世界を覗くウキウキView
* 発表:ブリリアントサービス 近藤 昭雄 (日本Androidの会 幹事)
* 概要:Android MarketにリリースされているARブラウザ「ウキウキView」の機能紹介とこれからの展望について話します。

●ar向けwidget framework droidget ar
* 発表:GClue 佐々木 陽 (日本Androidの会 幹事)
* 概要:ハードウェアと連携するwidgetの可能性に関して


●申込み
* 未会員の方は、先に日本Androidの会に入会してからお申し込みください。申し込みは下記URLから行なえます。
http://android-group.jp/index.php?%C6%FE%B2%F1%CA%FD%CB%A1

* 申し込みは以下受付フォームより、会に登録しているメールアドレスでお願いします。申し込み期限は12月16日(水)12時とします。なお、申し込み多数の場合は、早期に受付終了となる可能性があります。ご了承ください。
http://spreadsheets.google.com/viewform?hl=en&formkey=dDF5MWJtMjdUZGdQX1VMR2lGS0k2YWc6MA


●告知ページ
http://www.android-group.jp/index.php?%CA%D9%B6%AF%B2%F1%2F2009%C7%AF12%B7%EE%A4%CE%A5%A4%A5%D9%A5%F3%A5%C8

以上。

2009年12月03日

Funnel Tap


「Funnel Tap」

なるものを、作成してみました。
何かと言いますと、

Funnel I/O + XBee + 感圧センサー組み込み済みタップシューズ =タップダンスにおいて、タップに合わせて、MIDIから音を出す。

という、フィジカルコンピューティングデバイスの一種となります。

●構成図




■構成説明
●Funnel I/O + XBee

本家 を見ろってことで。<(_ _)>

というのもアレすぎるので、簡単に説明しますと、Funnel I/Oとは、アナログやデジタルの入出力(I/O)をお手軽に扱うことが出来るデバイスで、XBeeとは、そのFunnel I/OのI/Oの取得部分を無線化するためのデバイスです。

●圧力センサー
FSR(Force Sensing Registor)というセンサーを利用しています。これは、INTERLINK ELECTRONICS社が開発したPTF(Polymer thick film)を用い、感圧部に圧力を印加すると内部抵抗値が低下するセンサデバイスです。


・FSR402


・FSR406


これを、タップシューズの中に組み込んで、タップ時のインパクトを『抵抗値』から『電圧値』に変換して、Funnel I/Oにアナログ入力しています。


●完成写真




■なぜ作ったの?
なぜ、このようなモノを作ったかというと、
ブラスエンターテイメントの先駆者★最強の舞台芸術集団 the CRAZY ANGEL COMPANY』 の 永瀬泰一郎 氏 が、


タップダンス講演で、コンピューティングを組み合わせた変わったことやりたい!


と、相談を受けたのがきっかけであります。
そこで、「よし、わかった!」ということで、材料の確保と設計、簡単な電子工作のレクチャーだけしまして、

永瀬泰一郎 氏 が、ひとりで(!)完成させました!

まさに、歌って、踊れて、コードも書けて、半田も握れる。怪しい 素敵なイケメンです!
(つうことで、ぼくは、ほとんどなにもしてません。彼のかわりに、宣伝中です。(;^_^A アセアセ・・・)

こちら、今後のタップダンス講演で利用される予定ですので、ぜひ、the CRAZY ANGEL COMPANYの「出演予定・イベント Archive」をチェックしていただければと思います!
(来年3月くらいの講演予定と聞いております。)

今後は、加速度センサーを付けたりとかして、タップだけでピアノ並みの演奏が出来ることを目指しております!

2009年12月02日

ASCII.technologies 11月号の「AndroidとAR/VR技術の可能性」を公開しました

こちらのエントリーにて、ご紹介いたしましたASCII.technologies 11月号のAndroid特集の一記事として、寄稿いたしました「AndroidとAR/VR技術の可能性」を公開しました。

本文は、こちらより

みなさまの思考の一助となれば、幸いです。

2009年12月01日

Android into iPhone

Android Bazaar and Conference 2009 Fallにて、LTに出ます」にて、発表したネタです。

まず、資料は、こちら


で、肝心の内容ですが、タイトルは、全く意味不明の「無茶しやがって(AA略)」というモノでした。
そして、内容としては、

Android と iPhone をバラして、Androidの基盤をiPhoneのガワの中に詰め込んだ

という、無茶したネタとなっております。(w

一部、画像だけ載せておきます。一発ネタなので、見て笑っていただければ幸いです。

●iPhone分解




●Android分解




●融合


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