2007年12月30日

VoIP系ニュース2007/12/30

2007/12/30までのVoIP系のニュースをまとめて。。。

■無線
イー・モバイル、音声通話参入 ドコモから回線借用

帯域が足りないという話なので、妥当な結果ですね。



総務省、KDDI系とウィルコムに2.5GHz帯免許割当

ということです。
Willcomさんの復活に期待したいところですね。。。難しい気がしますが。。。

で、敗者復活戦があるようです。
次世代高速無線にもう1社




IIJがMVNO参入、ドコモと提携し法人データ通信市場の開拓を狙う

どのくらい本気なんだろう???
IIJは、NTTさん傘下な訳で、↓な話も出てきてますから(ry

総務省,2.5GHz帯無線BB事業者にMVNOの実績報告を義務化へ

SIMフリーやMVNOの活性化--開かれたモバイルビジネス市場を目指す総務省の施策




モバイルPC活用の特効薬にMVNO

これこそがってところではあるのですが、これに端末まで提供されないと意味はないんですよね。ソフトだけじゃ、無線の世界はドライブできないので。

携帯電話端末からの利用を前提にクローズドなサービスを提供するネットワークオペレータに対して、Androidをベースにオープンなネットワークサービスを提供するというのが、多くのMVNOの基本的な手法になるのではないか。実際、あるMVNO企業はW-CDMAネットワークを用いたMVNOの端末ソフトウェアをAndroid上に構築していると話していた。なぜこれがモバイルPC活用の閉塞感を打開する鍵になるかと言えば、MVNO企業は携帯電話端末とそれに付随するサービスを販売するのではなく、携帯電話通信網を活用したデータ通信サービスを販売することに重点を置いているからだ。



■ケータイ
健全モバイルサイト認定、2008年4月より開始--総務省のフィルタリング要請を受け

なんというか。。。。。。キャリアさん vs モバイルコンテンツ事業者にしかみえない。。。。。。
無いよりは、ましかもと言うところですかね。。。。。。

携帯向けフィルタリングの原則義務化には課題、総務省の検討会で指摘




AppleのiPhone争奪戦、ドコモが優勢か

どのキャリアさんでも、よいのですが、どのくらいの制限となるかが気になりますね。2月に出る予定のSDKに科せられる制限が。



会社ケータイのUIは自分で作る――ソフトバンクモバイルの新サービス (1/2)

だんだんと解放がはじめっているんでしょうか?



情報通信産業の景気は横ばい--2007年第3四半期、総務省まとめ

だ、そうで。

同期の情報通信産業の景況感は良好のまま横ばいの状態。生産・出荷は拡大しているものの、設備投資動向は第3世代携帯基地局整備一巡により、特に情報通信業の減少幅が大きくなっているとしている。



■NGN
地に足のついたフランス流のNGN

欧州では,NGNのそもそもの目的は,コア・ネットワークのIP化によって低コスト化を実現し,さらに,さまざまな種類のアクセス網を透過的に接続できるようにすることだという。

で、日本は、すべての統合型であるわけですが、そのひずみが、、、

第3回 市場が見えねばメーカーは動かず



NECとF5ネットワークス、NGN時代に向けたサービス基盤提供で協業

最近、NECさんとばしまくってますね。

NECがNGNでITベンダー10社と提携、企業システムとの連携APIを策定へ



■VoIP
FlashベースのIP電話プラットフォームを新興企業Ribbitが公開

ここが、すごい。。。

600社以上の開発企業と提携、各社が同社のプラットフォームを利用して独自のアプリケーションを開発する予定という。



L・トーバルズ氏:2008年はスマートフォンへのLinux普及年に

というか、新規参入であるLinux OSは、成長分野であるスマートフォン市場に食い込むしかないのでは?ローエンド市場は、今更開発するより、今までのものをシフトさせる方が、良さそうですし。

極めて率直に言って、Linuxはローエンド製品よりもスマートフォンでの方が有用なのだ



GoogleのAndroidキットは「バグだらけ」、開発者が不満

う〜ん、Android社のものをベースにしていると思うので、もう少し、完成度は高いと思っていたのですが。。。どういうことなのだろう???


AndroidはGoogleとウインドリバーの合作だった



欧州のVoIP団体、緊急通話の規制に反発

まさに、激しく同意したいところですね。ただ、これだと、「おいしいところだけ頂きます」とも聞こえるので、この「おいしくない緊急通話」に対する補填提案などがほしいところです。

Skypeなど主要VoIPプロバイダーは、VoIPは従来の電話サービスに取って代わるものではなく、補完する役割を担うものであるとして、この提案に反対する意向を表明している。



■その他
客はなぜ怒っているのか――会話から感情を分析するソフト

おおお。一般的なパッケージとして、発売ですね。



業界の雄が明かす、モバイルコマースの現状と成功のための施策

伸びてますね。

2006年のモバイルコマース市場は5624億円で前年比38%増、その中でも物販系の成長は著しく、前年比68%増の2583億円となっている。

2007年12月27日

P2P教科書

2007/12/26に発売になりました、P2P教科書をTomoさんから、献本いただきました!
Tomoさん、執筆陣の皆さん、お疲れ様でした!ありがとうございます!

ということで、ついでに、微妙すぎる書評でも。。。

ちなみに、良いことは黙っていても他の人が書いてくれると思いますので、つっこみを入れるという方針で行こうかと思います。(いつも、そういうポリシーなんですけどね。本blogは。)


内容としては、第4,5章以外は、「ビジネス」が、テーマとなっているようです。要は、P2P技術のビジネス応用のお話です。
これは、監修者の江崎先生のあとがきにあるように、「P2P技術の名誉挽回が本書の目指すところ」とありますので、P2P技術がビジネスになっている(使える)と言うところをアピールすることにより、達成しようとしているように感じます。

そして、つっこむべきは、この第4,5章であります。

なぜかといえば、とてもケシカランのであります。
このケシカラン第4,5章は、「ビジネス」がテーマになっていないどころか、第1章で、P2P技術が、「ビジネス」という見地から(と思われる)、下記のように世代分けがされているのですが、

第1世代・・・ハイブリッドP2P
第2世代・・・ピュアP2P
第3世代・・・キャッシュ技術の導入(≒CDN)
第4世代・・・著作権管理機構の導入
※第2章のコラムでは、第3世代は「第1,2世代じゃないもので、著作権管理機構のないもの」ということのようです。

「技術」という見地から(と思われる)、構造化オーバーレイという流れこそが、次の世代(第1章の第4世代)といわんばかりの内容です。(第2章のコラム的には、「第3世代」に分類されています。)

これは、ほかの章に対してみれば、ケシカランというほかありません!!!

P2P教科書の続きを読む

2007年12月23日

「楽天メッセンジャー」完全撤退

「楽天メッセンジャー」事業化見送り、会社も12月末で解散 」だそうです。いろいろと思いもあるし、ネタもないので、エントリー化。

2007年4月27日に設立されて、もう、解散ですか。動きが速いなぁ。この辺の見切り力は、すばらしい。


で、気になるのは、下記のFusionさんの買収の行方がどうなるのか?ですね。Fusionさんは、Skypeさんと組んでいるわけで、当初からどうなるのか気になっていたわけですが、この流れからすると、すべてFusionさんに一本化するという流れになるのかな?

楽天がフュージョン・コミュニケーションズを夏に子会社化するなど、楽天の通信事業の推進体制が変化していることも挙げている。楽天メッセンジャーの解散は、「現行の体制の見直しの1つ」だと説明している。

でも、こんな話も書いてあるので、どうなるのか、ドキドキものなのですが。。。Fusionさんが、変なことになるといろいろと困ることがあるので、気になっているのですが。。。

楽天では同じく20日、メディア・通信関係の株式への投資事業などを行なう楽天メディア・インベストメント株式会社の解散も発表している。




あと、もう一点、気になるのは、この辺りで。。。約半年で、1億の赤字ですか。。。何に使ったんだろう???

9月末までの期間で約1億円強の営業赤字が発生しているという。

この大半が、データセンター代なのだとしたら、NTTさんやKDDIさんが示しているNGNの使い方の一つは、有力なサービスとなるかもしれませんね。(内容から見て、たぶん、サーバや回線はスカスカだったでしょうから。。。)

2007年12月20日

GoogleSNS

Google、ユーザーが自分の情報を公開できる「Google Profile」を発表――業界筋は「SNS市場参入の布石」と推測」だ、そうです。

「Googleは12月14日、Google Readerと『Gmail』と『Google Talk』を連携し、ユーザーが第三者と簡単にコンテンツ共有できるサービスを発表している。これにGoogle Profileを連携させれば、SNSが提供できるようになる」
と、憶測が飛んでいるようです。

でも、私的には、Android関連の動きなのでは?と思いたかったりします。

本命的gPhone(仮称。どんなものになるんでしょうね)が出たときに、こちらのエントリーの3つめの話が、俎上にあがるのではないかと思っています。すなわち、無線端末への外部からのアクセスというクライアント間な通信があるのではないかと。例えば、mixiの自分のページが、その各自の端末にあって、日記が見たい人はそこに繋げに来るイメージです。
これは、この様なシチュエーションで使う、認証・パーミッション管理システムだと。(Skypeの買収という噂もありましたし。。。)

で、この辺の話は、クロサカタツヤさんが、あとで書くと言っているところなのではないかという気がするのですが。。。
(ただ、Googleさんは、サーバに集中させたいようなので、微妙なところなのですが。。。)


というか、この辺のネタは、最近某所で叫いているのですが、見事にスルー状態でして、書いてみたかっただけだったりするのですが。(;^_^A アセアセ・・・

GoogleSNSの続きを読む

2007年12月18日

日経さんがAndroidを聞いてきた

ソフト基盤Androidで「ケータイ」を再定義する、携帯端末のOSは、ネットへつながる「パイプ」に」という記事です。

パソコン業界では、84年にIBM PC/AT互換機が登場、大衆化が一気に進んだ。携帯電話業界で同じことがいつ起こるかは分からないが、次の10年以内には起こるだろう。

これのネックが、電波帯域。これをどうにかしなければ、というところで、米国の電波帯入札の話などがつながっていくのかなぁと。
ただ、すべてを買うのは、資金的に膨大になりすぎるので、MVNOとかとなるわけですが、快く思わないところもあるので。。。Androidは、その辺の緩衝材の一つなのかなと考えていたりするわけですが。



グーグル、英国の無線周波数オークションにも入札とのうわさ
GoogleやMSなど,700MHz帯の無線ブロードバンド・サービス利用をFCCに働きかけ

2007年12月17日

VoIP Conference 2008 開催概要&参加者募集のお知らせ

VoIP Conference 2008 開催概要&参加者募集のお知らせ」です。

Tomoさんのところに告知されていたものの抜粋!

◇開催主旨:恒例のVoIP(Voice Over IP)技術に関する研究会を下記にて開催します。活発な議論をお願いします。今回は,VoIP Next Generationに関し、次世代のフレームワーク、伝送技術、ネットワークアーキテクチャに関する議論を中心に行いたいと思います。ふるって御参加をお願いします。



◇日時:2008年2月8日(金) 10:00〜17:30(終了予定)

◇主催者:VoIP Conference 2008 実行委員会

◇協力:情報通信研究機構 新世代ネットワーク研究センター

◇場所:東京都小金井市貫井北町4−2−1

    情報通信研究機構 小金井本部 4号館大会議室

    http://www.nict.go.jp/about/hq.html



◇参加者定員:100名

◇参加費:1000円(ボランティア等協力スタッフは無料)


◇募集方法

Mixiの参加者募集トピックから参加申し込みをお願い致します。

http://mixi.jp/view_event.pl?id=26127658



なお、ボランティアの募集については別途御連絡致します。


2007年12月16日

VoIP系ニュース2007/12/15

2007/12/15までのVoIP系のニュースをまとめて。。。




■NGN
NGN向けに認証/決済の基盤ソフト,NECが発売


これこそ、キャリアさんが取り組みべきところだと思うのですが。。。
こんなおいしいところを持って行かれてしまって良いのかな?

NEC、NGNサービスプラットフォーム機能を実現する技術を開発

また、さらに、IMSのキモといえそうな機能が、キャリアさんからではないところから、提供です。

今回開発した技術は、サービス事業者の利用条件を制限した一時的なユーザ匿名IDを用いたサービス提供管理技術、ウィジェット(注1)配信・表示管理技術、および、ユーザのコンテキスト(注2)管理技術によって構成されます。




[コラム]2008年は“NGN元年”―次世代ネットワークが実現する自由と安心・安全の両立

NGNの目指すべきは、ライフラインとしてのネットワークってコトですかね。私もそう思いますし。

インターネットはいつでもどこでも使える従来にない利便性を提供してきたが、手軽に安心して使えるという意味で決定版といえる基盤サービスはなかなかなかった。NGNがそのような存在になれば、既にショールームなどで示されたサービス以外にも新たなビジネスも起こってくるであろう。

NGNが持つ潜在能力とは

災害時など通話が集中した場合にトラフィックを制御して輻輳(ふくそう)を未然に防止し,ネットワーク機能の維持を図る制御システムを用意。通信回線や機能を冗長化することによって,トラブルが発生した際には瞬時に切り替えができるようにする。


「防災NGN」、NECが官公庁に提案へ

まさに、そのもの。




OKIのNGN製品戦略を聞く

OKIさんのNGNは、他のとちょっと違う、本来の意味に近いNGNですね。これが、某キャリアさんから、はずされてしまった結果というのは皮肉です。

OKIが目指してる「e社会」は、「個」を重視するユビキタス社会であり、ユビキタス・ネットワークとユビキタス・サービスにより実現するものだと考えています。そのためには、誰もが安心して、安定したネットワーク・サービスを受けられる必要があります。このようなインフラを実現するキーの一つがNGNです。




任天堂とNTT東西が協業,Wiiで光回線の契約増を図る

う〜ん、光回線である理由が不明。。。ADSLじゃだめなのかな。。。



NTT和田会長、NGNへの取り組みの意義と商用化サービスメニューなどを説明

NTT会長自らの説明。でも、もう、食傷気味。。。




次世代IPネットワークの国際競争力強化に向けた政府戦略--総務省策定
政府発表は、こちら。

下記が目的だそうで。。。そして、アクションプランは、すかすかすぎて、笑っちゃうレベルですが。

(1)国際標準におけるプレゼンス状況(欧州・米国主導)、(2)市場構造の変化(モジュール化の進展)、(3)各企業におけるグローバル市場に対する意識、(4)日本の市場規模・環境の問題、(5)人材面での問題(理工系離れ、高度な人材の需給ギャップ拡大)、(6)日本人の特性の問題(不得手な独創的ビジネスの創出)



■携帯プラットフォーム
NTTドコモ向け携帯電話ソフトウエア基盤、ACCESSなど5社が検討開始

LiMoがうまくいかなかったので、ACCESSさんからご購入という話ですか。

ACCESSの「ALP(ACCESS Linux Platform)」に、NTTドコモ向けのサービスに関連したソフトウエア(オペレータパック)を組み合わせたものになる。NTTドコモのFOMA端末に実装済みのソフトウエア基盤「MOAP(Mobile Oriented  Applications Platform)(L)」の資産を活用する形になり、NTTドコモなどが推進するLiMo Foundation仕様にも対応するという。




GoogleのAndroidで複雑化するセキュリティ

ここが、キモですよね。そして、これを誰が保証するのか、答えがほしいSIP屋でした。

「誰かが書いた署名のない未知のアプリケーションが電話機能にフルアクセスできるとしたら、問題が起きるかもしれない」




WILLCOMコアモジュールフォーラム、Androidでの通話に成功&公開デモ実施

WILLCOMさんには、ぜひ、ハードウェア版Androidとしての地位を確立していただきたいと思っております!!!
というか、本当に本気でお願いします。<(_ _)>



iPod touchのIP電話化プロジェクト進行中

また、おもしろいことを!!!




■撤退ラッシュ
米AT&T、2008年以内に公衆電話事業から撤退



PHSに続き、第2世代携帯電話も終わりの時代へ--ソフトバンクモバイル、新規契約受付を終了



楽天メッセンジャー終了のお知らせ

順当に考えると、Fusionさんを買収していますから、そちらから、新サービスが出てくると言うところですよね。

β版として2007年5月23日よりサービスを行ってまいりましたが、2007年12月20日をもって、サービスを一旦休止させていただくこととなりました。



VerizonがGPL違反で提訴される

GPLアレルギーにならなければよいのですが。。。



■その他
携帯電話機上で快適に動作する日英自動通訳ソフトを開発

携帯電話上で、処理できるそうです。すげぇ。

携帯電話機向けの小型CPUで動作するコンパクトな自動通訳ソフトを、携帯電話機上に試験搭載(注1)することで実現したものです。




インドのケータイ熱はすごかった!

インドは、すごかったのか。

毎月約710万件もの新規契約があり、世界で最も急速に成長しているインドの携帯電話市場。所得税を納めている世帯数が全体のわずか12.5%の2500万世帯しかいないこの国

そういえば、オイルマネーの影響で、アラブ諸国などはIMSにお金がずいぶん回っているという話も聞いたことありますね。




VoIP導入成功のための10カ条

最近、よく見かける話ですね。

2007年12月13日

ユビキタス社会を目指して現実化するアドホック・ネットワーク

ユビキタス社会を目指して現実化するアドホック・ネットワーク」という、特別寄稿です。


そういえば、Skypeさんも、音声の品質を保つために同じコトをしているらしいですね。やはり、皆考えることは一緒ですね。(;^_^A アセアセ・・・

ネットワーク上の複数のノードから、同じコンテンツをダウンロードし、最後にダウンロードしたものを統合することによって品質を維持する技術「MP2P(マルチ・ポイント・ツー・ポイント)」を開発した。


プロセッサの世界もイベントドリブンのような方向性になっているのですね。やはり、皆考えることは一緒ですね。(;^_^A アセアセ・・・

西川プロセッサの場合、ポーリングを行わず、端末からデータ送信の要求があったときに初めて処理を開始する「データ駆動型(データ・ドリブン)」であるため、多重処理となっている。この場合、リソースの制限はあるものの、その範囲内であれば1人であろうとn人であろうと、オーバーヘッドが少ないので負荷がかからず、同じ処理速度で処理できるのである。


m2m-xもセキュリティーが問題がキモと言うことでしたし。。。やはり、皆考えることは一緒ですね。(;^_^A アセアセ・・・

アドホック・ネットワークは、まだ研究が端緒についたところで、その可能性は未知数である。インターネットや電話網など、すでにインフラとして完成しているネットワークと比べると、きわめて脆弱で安全性にも乏しい。しかし、将来的に、ある条件が整えば、通信インフラを補完するものとして機能する可能性もある。

2007年12月12日

2008年のオープンソース動向を読む

2008年のオープンソース動向を読む――M&Aが活発化するなか、人材不足はさらに深刻に」という記事より。

オープンソースを扱う企業さんのお話のようです。なので、オープンソースプロジェクトのお話ではないよようです。

2008年のオープンソース業界は、米国MicrosoftやIBM、Oracleといった大手ITベンダーの動きが目立ち、M&Aが活発化して人材不足が深刻化する




この流れが加速していき、オープンソースプロジェクトとの連携がされていくと良いですね。オープンソースプロジェクト内だけでは、きめの細かいサポートは難しいですし、ここがお金になる部分でありますので、Win-Winな関係を築きやすいと思ったりするわけです。。。

UnisysやEDSなどのSIer(システム・インテグレーター)がオープンソースのサポートに力を入れている点を挙げた。



おまけ

そうだったのか!!!「Asteriskだけ」だった気もするんですが、「オープンソースVoIP」っていうカテゴリだったんですね。ただ、Asterisk以外に、知名度が上がったプロダクトを知りませんが。(正確には、対キャリアさんなどで、reSIPropcateなどが知名度を上げています。ただ、内部的に使われ出していると言うだけで、外には見えていないようですが。)

2007年はオープンソースVoIPに注目が集まった。しかし、期待が大きすぎた感があり、一大ブームに沸いたというより、むしろ成長を遂げた年だった。2008年は「Asterisk」などのテクノロジーが間違いなくVoIPに大きな影響を与えるはずだ。


2007年12月11日

2008年のモバイル、どうなる?

2008年、モバイル業界の注目株は?--業界人が議論

私も、Flash Lite 3.0(Flash Player 8相当)には、期待しております。ただ、DoCoMoさんではXMLSocketによるソケット通信(Flash Lite 2.1より対応)は出来ないようなので、残念であります。ココガアケバ。。。

宮澤氏は下り最大3.6MbpsのHSDPA端末など、高速通信が可能な端末が各社から数多く出てきたこと、Flash Liteのバージョンが3.0に上がったことなどから、2008年は「リッチアプリケーション元年になるのではないか」と予測する。


しかし、不穏な動きも。。。
う〜ん、これは、キャリアさんにとっては、恐ろしくおいしい話ですね。コンテンツコントロールにお墨付きが出るとは。。。

2007年12月09日

SIPセキュリティー元年

SIPに潜む脅威と対策――IPAが初の本格調査報告書を公開」だそうです。実際の資料は、こちら

内容的には、SIPのプロトコルとして、弱点となりうるもの一覧と言うところです。SIP実装者にとって、目新しいものはありませんが、SIPの入門書を読み終えた人が参考にすると、とても勉強になる内容だと思います。


やはり、今年はSIPセキュリティー元年といってよい年だったと思います。I-Dも、いろいろと公開されましたし、セキュリティー報告も相次ぎましたし。来年は、製品発表が相次ぎそうですね。
下記に、その辺をピックアップしてまとめておきます。


●セキュリティー記事
多発するVoIP攻撃

NECさんのセキュリティーソリューション

盗聴からVoIPを守れ!敵を知ることがその第一歩

VoIPの脆弱性検証に使えるファジングツール10選

VoIPの落とし穴を埋めるもの



●I-D
・SIPにおけるSIPS URIスキームの使用ガイドライン
draft-ietf-sip-sips-07

・SIPのセキュリティメカニズムを使用したコールフロー例
draft-ietf-sip-sec-flows-01

・SIPのための証明書管理サービス
draft-ietf-sip-certs-04

・ZRTP:Diffie-Hellman鍵交換によるRTP拡張
draft-zimmermann-avt-zrtp-04


2007年12月07日

こんどこそ、Googleケータイ発進

個人的には、いまいち微妙だったAndroid関連です。

Google、700MHz周波数帯への競売参加を正式表明――「無線の世界でもインターネットのような開かれた世界を目指す」

「競売対象となる周波数帯の主要部分を落札した企業は、モバイル・デバイスに好きなアプリケーションをダウンロードする権利や、そのネットワーク上で好きなデバイスを使う権利を消費者に与えるよう求められることになる。これは、閉鎖性の強い無線の世界を、インターネットのような開かれた世界に変えていくというわれわれの取り組みにとって意味のある展開と言える」

無線の自由化。これを、是非とも、やってもらいたいですね。
そして、この世界観は、「クロサカタツヤの情報通信インサイト」の「androidの理想と現実」に、よくまとまっていますので、必見です。

ただ、下記は微妙で、「端末」(電話形状とは限らない)を、どうするのか?のほうが重要かなと。

再貸出先のどんな事業者がサービスを運用・提供した場合にも、Googleのサービスやインターフェースに紐付けられるよう、androidをこれら事業者向けに提供するのではないか、と私は考えている。すなわち700MHz帯オークションを落札した後、Googleが同周波数帯を使ったサービスを実効支配するための技術的手段である。


ということで、やはり、ハードウェア戦略がどうなるのか、ここの正体が明らかになったときが、真のgPhoneのお目見えとなるのではないかと思っていたりします。



●おまけ
対極の例が、こちらのような気がするんですが、こちらが、どうなるか、それはそれで、気になりますよね。

2007年12月05日

恥が壁

梅田望夫×まつもとゆきひろ対談「ウェブ時代をひらく新しい仕事,新しい生き方」(後編)」から。

梅田さんの英語コンプレックス(かな?)払拭のエピソードが出ています。

梅田 アメリカ人って,他人の英語が間違ってても直さないですよね。僕はもっと上手になりたくて,メール受け取って英語に間違いがあったら指摘してくれといつも頼むんだけど,何も言ってこない。「下手だ」っていうと「いやいやそんなことはない,Excellentだ」って(笑)。

――僕も褒められて,それ以来,意思疎通ができるようになりました。全然うまくはならないけど(笑)。英語に対する恐怖感って,どこから来たんだろう,何が自分を縛り付けていたんだろうと思います。



梅田 日本の「恥の文化」かもしれないね。

この「見えない恐怖感」の克服が、なんにしても一歩先に進めるかどうかかなんですよね。「失敗するんじゃないか?」とか「自分は役に立たないんじゃないか?」とか、いろいろとネガティブな発想が。

私も、最初はそんなことを考えていましたが、個人的な経験としては、梅田さんの言うように、実際に向き合ってみると、「案外、どうにかなる」モンです。なんか、もう、やっちまったモン勝ちって感じです。
「いろいろやってみたいなぁ」と思っているけど尻込みしている方がいらっしゃいましたら、まずは、勉強会に参加するなど、軽いところからでよいと思いますので、ぜひとも、一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか?

実を言うと私自身も、最初、Tomoさん主催のP2P勉強会に参加させていただきまして、その後、2年ほど、いろいろなイベントに参加して、いろいろな方と知り合いました。
このときに知り合いました方々から、ご支援やパワーをいただきまして、2006年の上期に、IPAの未踏ソフトウェアに、SIPropが採択され、今にいたっています。
ということで、私の原点は、勉強会、すなわち、コミュニティーだったりします。




ちなみに、この最初一歩を踏み出すのは、気の持ちようかなと。要は、どうやって、「自分を説得するか?」です。(踏み出してしまえれば、あとは、どうにかなりますので。)
たぶん、この「自分を説得する方法」が、大仰に言えば↓かもしれませんね。でも、そんなたいしたものじゃないです、実際は。「自分のポリシー」とか言うやつです。

梅田 オープンソースで成功しているリーダーの人たちって,そういう「幸せがぶれない」という共通点があるのかな。








おまけ
私自身の「自分を説得する方法」は、「失敗したって、なんにしたって、楽しければいいじゃん」です。(w

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