2008年03月31日

Androidに任意のIPを割り当てる方法

前々回、途中までしかやらなかった「qemuのtun/tapのブリッジ使用する」の補足です。


こちらこちら を、参考としました。基本的には、これらを参考してもらえれば、問題ありません。下記は、その補足事項となります。


■インストール対象

・CentOS4.6
 - CentOS4.6を、「全てのパッケージ」のインストールとする
・android-sdk_m5-rc15_linux-x86
・dhcp環境は整っているものとする



■準備
・tunctl
tunctlが、入っていませんので、自分でインストールします。こちらより、「Makefile」と「tunctl.c」を入手して、makeしてください。



■設定
前提:こちらをベースとして、話を進めます。

1,「Step2」まで、作業をします。
  実際には、「Step1」の作業のみで、あとは、確認作業です。そのままやれば、トラブルは起きないかと思います。

2,「Step5」まで、作業をします。
  「Step4」が、メインの作業です。
  「Step2」で、閲覧したファイルの編集と言うことになります。
  書き換えが必要な箇所は、下記のifconfigをしているところで、ここのIPを使用したいIPに変更します。あとは、そのまま利用してください。

ifconfig eth1 192.168.1.2 netmask 255.255.255.0 up
route add default gw 192.168.1.1 dev eth1

3,「Step6」の作業をします。
  Codeの2行目、「$USER」は、任意のものに置き換えてください。
  さらに、一番最後のコマンドが、そのままではエラーとなります。下記のように、置き換えてください。

誤:sudo dhclient3 br0
正:sudo dhclient br0

4,「Step7」の作業をします。
  emulatorを起動するところですが、このままでは、pingには応答するけど、実際にはうまくAndroid内のIPにbind出来ていないようです。
  下記のように起動オプションを指定するとうまくいくようです。

${android_sdk}/tools/emulator -console -qemu -net user -net nic -net nic,vlan=1 -net nic -net tap,vlan=1,ifname=net_android

以上で、「2」で設定したIPアドレスに、ホストOS側のネットワークからアクセス可能となります。
これで、ぜひ、ServerSocketなどを利用したアプリケーションを開発してみてください。

2008年03月28日

Androidプレゼンテーション

さて、前回に続いて、Androidのアプリケーションを作りました。

今度は、「Androidでプレゼン!」ということで、プレゼンテーションをするためのツールを作ってみました。
こちらから、ダウンロードできます。ソース&サンプルです。


今回のキモは、「画面の書き換え」です。
通常のView(画面)は、layout XMLによる画面の定義 と それを動的に(DBからのデータを表示など)書き換えるためのActionを定義したJavaアプリという2つのものが連携して、画面が定義されます。

しかし、プレゼンテーションにおいては、

画面の定義 + 次の画面への移動

が、基本的な動きとなります。
しかし、AndroidのView(画面)の仕様ですと、「次の画面への移動」を実現するために、各ページごとのActionのJavaアプリを書かなくてはなりません。

でも、プレゼンを書きたいだけであれば、ActionのJavaアプリまで書きたくありません。

そこで、今回は、layout XMLだけで、「次の画面への移動」が出来るようにしました。


■仕様
・layout XMLによる、画面の定義
layout XMLのファイル名を、

presentation_page_N.xml
N・・・ページ番号

各ページの画面を定義することにより、「presentation_page_N.xml」が1枚に付き、1画面として構成される。
Viewは、全て使用することが出来るため、通常のAndroidのViewと同じ手順で記述可能。

※次のページへは、「↓」または「→」キーで、前のページへは、「↑」または「←」キーで移動する。

・テキストのフェード処理の追加
「次の画面への移動」と同じ動作で、ViewFlipperが動作するように改良。




■キモの解説
・ActionにおけるView(画面)の設定とは?
Action内で、layout XMLを画面として設定する(layout XMLとして、presentation_page_N.xmlを適用したい場合)には、

setContentView(R.layout.presentation_page_N)

のように、行います。
こうすると、layout XMLに定義された画面がAction(アプリケーション)に適用されます。


・R.layout.presentation_page_Nとは?
R.layout.presentation_page_Nは、Androidが自動で生成する「Rファイル」と呼ばれるものの一部です。

layout XMLが、「R.layout.layout XMLのファイル名」という命名規則にしたがって、Rファイル内に「static int」型として、登録されます。

そして、これを使用して、layout XML情報を取得するという形なのです。


・presentation_page_N.xml の取得
少し考えてみると、

「R.layout.presentation_page_N」は、「static int」型であり、Androidにおいては、変更されないことが前提となっている

と予測されます。
しかし、

「static int」型ということは、事前に作られていることも前提となっている

ということでもあります。
が、

「R.layout.layout XMLのファイル名」という命名規則は決まっている

のです。
ということは、

layout XMLのファイル名に命名規則があれば、RファイルからReflectionAPIを用いて取得することが可能

であります!

・まとめると、、、
ということで、下記のような処理を行っているのが実体となります。

1,layout XMLのファイル名を、「presentation_page_N.xml」という命名規則に基づいて定義する(N・・・ページ番号)
2,ReflectionAPIを用いて、Rファイルのlayoutから、presentation_page_Nという名前のFieldを取得する
3,上記のFieldから、int値を取得して、ListやMapに保持しておく
4,次ページ処理時は、上記のListやMapから、layout XMLのファイル名のintを取得して、setContentView(int)メソッドで、画面(VIew)の書き換えを行う。

ということで、Androidアプリと言うよりは、Androidハックという感じの一発ネタアプリとなっております。(;^_^A アセアセ・・・

2008年03月26日

PIP-Android

SIPropプロジェクトのみんなで書いた書籍「俺流プロトコル実装入門」内で、作成しているチャットアプリケーションを、Androidに移植してみました。

ダウンロードは、こちらより。

移植とか、大げさな事書いていますが、実際には、PIP-Stackには一切手を入れずに、そのままです。
一部を、Androidの作法に合わせて、書き換えました。



■やったことのメモ
・swingなどのGUI部分を、Android-Viewに合わせて書き換えた
・PIPAgentとMSRPAgentのプロトコルハンドリング部分を、Android-Serviceに合わせて書き換えた



■制限
・エミュレータ上では、外部からの着信がポートフォワードでしかできないため、実際には動作しません。
⇒実機が出るまで、辛抱強く待ってください。orz



■俺流Anroid実装入門
私が、開発した手順を記載しておきます。何かの足しになれば。。。

0,ApiDemosというデモアプリが用意されています。
  そして、emulatorを起動すると、メインメニューからすぐに試すことが出来るため、当面の開発は、これを見ながら、コピペしていくのがスタンダードだと思います。
  ただ、Androidの作法に則って書かれているため、少々、普通の開発と違うところがやっかいですので、デモアプリを追う方法を後述いたします。
  基本的なAndroidの作法などは、2008/03/14にあった丸山先生のレクチャーシリーズの「Google Androidの世界」のハンズアウトを参考にすると良いと思います。

1,ApiDemosには、何種類かのアプリケーションが入っていますので、一つずつ実行しながら、自分が実装したいアプリケーションに近いものを探します。

2,アプリが見つかったら、次に「動作が記述されたjavaソース」を探すことになります。
  これは、「samples」ディレクトリにデモアプリの上部バーに書かれた名前と同名のjavaファイルとして、あります。

3,こちらは、動作が記述されているだけで、UIのレイアウトはありません。
  そこで、「レイアウト情報が記述されたXMLファイル」を探すことになります。
  これは、「res/layout」にソースコードと同名のXMLファイルとして、あります。

4,さらに、「ボタンに表示するテキストなどのリソース情報」は、別に記述されています。
  これは、「res/values/strings.xml」に記述されています。
  ※「3」のファイルも含めて、「@id」や「@string」などは、「res」ディレクトリのどこかのXMLファイルで宣言されています。そして、これらが、「Rファイル」として、コンパイルされています。

5,また、「Serviceの場合」には、AIDLファイルという「提供するサービスのインタフェース」を記述する必要があります。
  javaソースと同じディレクトリに、「I + javaソース名」で、 AIDLファイルとして、あります。

6,最後に、「Androidへの登録」は、ルートディレクトリにある、AndroidManifest.xml で行います。
  「2」の名前で記述されていますので、AndroidManifest.xml ファイルの中を探します。

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2008年03月23日

基幹処理用SIPの仕様&実装とは?

通信ソフトウェア開発」という連載記事が公開されております。

そして、第二回記事「SIP」に、激しく同意せざるを得ない部分を発見したため、エントリーです。

ここですよね。SIP嫌いなルータ屋やプロトコル屋さんが多い一つの理由は。

ある先輩からは“SIPなんて重たくて駄目だよ。交換ソフトとして組み込むのは厳しい”と一蹴されたものだった。その時の指摘のポイントはプロトコルがテキストベースだからというもの。


まさに、ジレンマ。ほんとに、そう思います。
現状であれば、ルーティングに関わる部分(ViaやRoute系)だけをバイナリ化できれば良さそうなのですが、そもそも、SIP-URIがテキスト形式ですし。。。
かといって、この辺りをヘタにいじってしまい互換が無くなってしまうと、SIPを使う意味がないと。(今までの資産(SIP Stack)が生かせなくなると、SIPを使う意味が無くなる。と、思う。)

対策として、ソフト内部処理では、テキスト形式で処理せず、扱いやすい数字、ビット列に直してしまうこともできる。これなら性能はあがるしメモリ量も大幅に削減できる。 しかし、そうするとそもそもSIPを使う必要があったのか?という疑問が生じてしまう。


で、実は、これが、某所Stackの裏目標でもあったりするのですが、なかなか、解を得るところに行ってません。orz

SIPサーバのソフトとして、これが最良であるというものを早く確立したいが、もう少し時間がかかりそうだ。

ということで、著者の沢村さんの今後に、とても期待します!
なんというか、このことを他に考えている人がいたというのが、素直にうれしい。。。

ついしん
このへん、良いネタをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひとも、こっそり教えてください。<(_ _)>




閑話休題

続いて、「SIP 性能課題(前回の続き)」という記事があり、ちょっと、気になったのでコメントを。


前回、SIPによる性能影響について書いたところある方からもう少し解説を、との意見をいただいた。


この「ある方」というのは、IMSのアプリケーション領域のSIPを想定しているのではないでしょうか?
(上記の次の行に、不穏な台詞もあるのですが。。。そこは、あえて無視で!)

アプリケーション領域であれば、SIPの処理より、アプリケーションとしての処理(DBアクセスや音声処理)の方が、圧倒的に高負荷のため、SIPの処理など気にする必要はないという

ですが、著者の沢村さんは、セッションを張るため(現状では、ルーティングがメイン)のSIPのことをおっしゃっているので、このような質問が来たのではないかと、邪推してみた次第です。

2008年03月19日

Androidを使ったアプリ

2008/03/14にあった丸山先生のレクチャーシリーズの「Google Androidの世界」の講演を聴いてきました。

それに触発されて!!!という、ワケではないのですが、4月からのSIPropプロジェクトの新プロジェクトとして、下記のようなものを開発予定です。
簡単には、KDDI研究所さんが開発した「RSS x SIPプレゼンス」という、マッシュアップ(?)を、オマージュ(?)して、「RSS x Androidプレゼンス」をやろうかと考えております。
さらに、もう一つのポイントとして、全てOSSを用いて構築する予定です。




まとめは、こちら




おまけ
これが、うまくいくようなら、次は、P2Pチックなアプリを作りたいですね。丸山先生も、その方向に興味があるとのことですし、ご一緒できればと考えております。

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2008年03月18日

新デモ環境

VoIPConference2008で、デモをした雷電を、小型のアプライアンスサーバに詰め込んでみましたので、報告です。

で、そのターゲットは、VoIP-Info.jp一押しのMicroClient Jrです。詳細は、リンク先をご覧ください。
インストールしたものは、下記のもの。

■ソフトウェア
・Debian4.0(for IA32)
・MySQL5.0(apt-getから)
・Asterisk1.2(apt-getから)
・Java6.0(SUNから。Linux&IA32)
・雷電一式(Tomcat6.0, ServiceMix, SIProp)



■追加ハードウェア
SlipperX
・AirH"カード
 ※PSTN発着信用。これで、G-Lex側との発着信を行う。



■動作
この図の番号的に、2,4,6,7,8,9が、本サーバ上で処理されます。

これ以外のものの「1,3,5」は、それぞれ、下記のものを使用することを想定しています。

1・・・ブラウザ(FireFox2.0 on ノートPC)
5・・・ソフトフォン(X-Lite3.0 on ノートPC)
3・・・PSTNゲートウェイ(G-Lex on インターネット(AirH"))

細かく言えば、「3」は、さらにその先に、ケータイ電話なりがあるということになります。




■実スペック
雷電込みの2通話くらいを、捌くことが可能です。
デモのため、全くチューニングしていないので、もう少し、捌くことは可能だと思います。




■業務連絡
ちなみに、本日、未踏Off会でデモ予定です。足をお運びになる方は、是非とも、見に来てください。

2008年03月17日

オープンソースプロジェクトの人々

たまには、こういう話も。(べ、べつに、VoIP系の話題がないからじゃ、無いんだからね!orz)

ひがさんのエントリー、「モッチーに絶望した」と、dankogaiさんのエントリー「オープンソースプログラマーの利己的遺伝子」から。

なぜ、オープンソースをやるのか?的なお話です。

ひがさんが、その理由として、

Matzは、いい意味で利己的にオープンソースをやってると思うけど、おいらは、人のために役に立てると思うからオープンソースをやる。だってさ、自分のため(利己的)にオープンソースをやるのは、つらすぎるもの。
By ひがさん

で、あると。故に、

しかし日本人でたった一人だけ、世界中の人々が使うソフトウェアをオープンソース方式で開発したリーダーがいる。
By 梅田さん

このへんに反応したのではないかと思います。
こんな言い方されると、オープンソースプロジェクトを知らない人には、どう読んでも

他の日本のオープンソースプロジェクトは、役に立ってない

としか読めないですから。。。
これは、「オープンソースプロジェクトを知らない人」には、負の影響が強すぎるので、ぜひとも、修正をお願いしたいです。




と、ここまでは、声を上げておくべき話と言うことで、おまけ的に、「オープンソースプロジェクトへの参加すること」というお話を少々。

私が、ここ4年ほど、いろいろな勉強会や懇親会に参加して思ったことは、(この手のところの顔を出す)技術者の方は、いろいろとしゃべったりして、自己表現をしたい人が多いのだなと言うこと。

でも、シャイな人がとても多いので、なかなか、自らって訳にはいかないようです。


そこで、「みんなで、いろいろしゃべろうぜ!」と、「居酒屋で開催が決まった」のが、「SIProp勉強会」だったりします。(とくに、プロトコル屋さんやネットワーク屋さんが、しゃべる場も交流する場も、ほとんど無いので。)
いつでも、だれでも、ツッコミできるような規模で、そして、仲間うち的な雰囲気を醸しつつ、開催しております。
(まさに、「1000Speakers」と、同じといってよいでしょう。)

もちろん、みなさん、いろいろとプレゼンやらツッコミやらをしまくりな状況で、かなり、楽しい時間を過ごしております。
※ただ、内輪感が出るので、あとから入りにくいという弱点もあるので、そこをどうしようか模索してはいます。実は、次回は、これに対応したゲリラ的勉強会を開催予定です。



で、次のステップとして、そこに集まった人で起業したり、オープンソースプロジェクトへ参加したりと分かれていくのかと思います。

実は、まさに、私自身が、そういうステップを踏んだため、記しておこうかと思ったエントリーでした。
ひとまず、何か、語りたいことがあったら、是非とも、各地で開催されている勉強会に参加してみてください。きっと、何か、新しい道が開けるはずです。



おまけ
で、今の密かな課題が、起業するとか、オープンソースプロジェクト参加というところまでは、重くなく、でも、何か生み出せるスキームが無いかなぁと、思う日々。

一つは、起業しやすくするorリスクを下げるという路線で、IIJ-IIでやろうとしているスキーム作り や 某氏の「10億でよろしく計画」があるのかなと。

一つは、短期決戦開発という路線で、開発合宿 とかかな。


前者は、まだ、難しそうなので、ひとまず、後者のようなものをやりたいなぁと思う今日この頃。


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2008年03月11日

ソニー、ドコモ向け携帯電話から撤退(かも)

ソニー、ドコモ向け携帯電話から撤退」という、「ソースは日経」な記事です。

ということで、ソニーさんの広報からは、「現時点では、決定した事項はない」とか「考えていない」とか、と発表になっています。

ですが、商品化計画の見直しは、事実とのことです。



やはり、気になるのは、このあたりでしょうか?

海外では音楽プレーヤーの「Walkman」、デジタルカメラの「Cyber-shot」など、ソニーのブランドを冠した端末の投入でシェアを伸ばして世界シェア4位

これは、世界的に戦えると言うことですので、多機能(≠高性能)端末からの撤退という可能性は、十分にありそうですね。
要するに、上記に書いてある路線を強化して、(携帯電話としての役割を縮小させて)ある機能に特化していくという可能性は、ありそうです。

2008年03月09日

iPhoneのSDK公開!!!

出たようです。こちら
(「ようです」というは、いまだに、ダウンロードできてないから。orz)

こちらが、いろいろと詳しいようで。

Xcode前提ですか。そうですか。Mac無いと駄目ですか。。。orz
「Core OS」だけでよいので、どうにかならないかしらん。。。
App Store」で、配布可能な合法的な方法で。。。


↓を、満たすMacを、誰か譲ってくれないかしらん。。。<(_ _)>

Technical Requirement: Intel processor-based Mac running Mac OS X Leopard

iPhoneのSDK公開!!!の続きを読む

2008年03月08日

次世代ネットワークに係る接続ルールの在り方についてのパブリックコメント

NGNの接続ルールの答申案に145件のパブリックコメント--総務省が公開」ということです。

パブコメ、一覧はこちら。「次世代ネットワークに係る接続ルールの在り方について

ああ、出そうかと思って、忘れてた。orz
こういう意見が、書きたかった。)


で、1/3が、個人でのパブコメで、残りが、通信事業者さんという感じです。
個人でのパブコメは、「分岐端末回線単位の加入ダークファイバ接続料の設定について」の反対意見が、けっこう占めていますね。

内容については、もう、見飽きた感があるので、スルーの方向で。<(_ _)>
知りたい方は、こちらをどうぞ。「NGNの接続ルールに意見殺到,ここでも光ファイバの1分岐貸しが焦点に

2008年03月07日

第六回P2P SIP勉強会の告知

第六回P2P SIP勉強会の告知です。
今回は、会場の都合により、申し込みが必要となっております。参加希望の方は、事前にお願いいたします。


●日程
 - 2008/03/15(土)

●開始時間
 - 14時〜気が済むまで

●参加費
 - ありません。

●懇親会
 - あり
  - 3000〜5000円の間
 - これのみの参加もOK
  - 事前に、申し込みをお願いします。
 - 18〜19時スタート予定

●会場
 - 大手町
 - 会場のセキュリティーの都合で、公に出来ません。事前申し込みをお願いいたします。


■プログラム
●大西さんによる「空間データ構造から見る構造型P2Pネットワーク(仮)」
 - 前半は,全く,構造型P2Pネットワークを知らない方向けに,空間分割的な観点からの構造型ネットワークの分類とトポロジのデータ構造的な観点からの解説.
 - 後半は,私が行っている空間的なデータ管理向け構造型P2Pネットワークについて,比較説明後,私の提案している,P2Pドロネーネットワークについて紹介してみようと思います.

●第四回P2P SIP勉強会の話をベースとして、ディスカッション
 - ID&Locator問題が、中心となる予定です。
 - その他、飛び入りプレゼンなどがあるかもしれません。

■申し込み方法
 - noritsunaの連絡先が不明な方は、申し込みをお願いいたします。追って、詳細な場所をお伝えいたします。
 - こちらまで!⇒メールアドレス:「info__atmark__siprop.org」(__atmark__ を、@(半角) に変換)

2008年03月03日

VoIP系ニュース2008/02/27

2008/02/27までのVoIP系のニュースをまとめて。。。の予定だったのですが、少々、遅くなりました。
実は、IE7へのアップグレードに合わせて、FireFoxへメインブラウザを変更し、且つ、RSSリーダーを(今更ながら)導入していたため、設定や環境移行に随分と時間がかかってしまったためです。




■政策
総務省、奨励金の会計処理の運用指針案について意見募集

あとでよむ。



通信・放送の垣根解消、「情報通信法」2010年にも制定

2010年といえば、NTTさんの再編の再検討の時。
このときにぶつけてきたのは、意味があるのだろうか?



総務省の検討会、“フィルタリング原則化”の“一般化”を懸念

個人的にも、同じ意見なのですが、ちょっと違う点は、「一般的なインターネット」=「ケータイ(無線)ネットワーク」となった世界がきそうなので、その観点からの懸念ですね。

委員の1人である奈良先端科学技術大学院大学教授の山口英氏が、携帯コンテンツとキャリアによるフィルタリングの議論に終始している点を指摘。「私のような一般的なコンピュータネットワーク屋から見ると、統制と規制が多く行なわれているところ」との印象を受けるとした上で、この流れがインターネットでも「一般化されるのを恐れている」と述べた。

しかし、この問題は、「世論」が相手になるでしょうから、難しいでしょうねぇ。(しかも、最強ランクの「子供を守る」ですから。)
英先生、がんばってください!

携帯フィルタリング、やるべきはソコか?



Google、KDDIなど6社と日米間に光海底ケーブル敷設

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
KDDIさんは、Googleさん専門の土管屋にでもなるつもりなんですかね???
しかし、これが、日本の将来のネットワーク事業者にとって、吉と出るか凶と出るか、そして、サービス事業者とって、吉と出るか凶と出るか、非常に興味深くウォッチする必要がある、KDDIさん一社の問題ではなく、国レベルの重要な一件であることは間違いないです。


「Googleの成長は長くは続かない」──ソフトバンクの孫社長、冗談とも本気とも取れる一言

孫社長の動きに期待したいところではあります。広告は、本当に儲からないと聞いたりもするので、そろそろ、違うビジネスモデルがほしいわけです。その鍵が、「少額課金」かなと。Amazonさんとか、MSさんとか、進出も始めていますし。

孫社長自身は広告よりも有料課金ビジネスのほうが魅力的に感じているようだ。その極めつけとして語ったのが「(広告ビジネスが主体である)グーグルの成長は長くは続かない」という冗談とも本気とも取れる一言だった。




■VoIP
VoIPの公衆利用でハッキングの危険性--ハッキングカンファレンスで研究者が披露

これは、CDPの脆弱性とまではいえないが、CDPに問題があるだけでは無かろうか?

デバイスの種類と周囲にあるデバイスのSNMPエージェントアドレス情報を入手する「Cisco Discovery Protocol(CDP)」を傍受し,自動的に新しいイーサネットデバイスを作成することができるという。



■無線
周波数割り当て幅のイメージを提示,総務省の携帯端末向け放送など検討の懇談会

イメージらしい。現時点では。でも。。。



NICTがコグニティブ無線端末を試作,400M〜6GHzで周波数を切り替え可能に

FPGAですって!あとは、単語の意味さえわかりません。<(_ _)>

無線方式の切り替えは,FPGAとA-D/D-A変換器などから成るベースバンド回路の処理内容をメモリから読み込み直して実行する。



アイピーモバイル跡地で高度化3G? イー・アクセスなどが技術提案

跡地なので、干渉などを考えるとしょうがない部分もあると思いますが、もっと違うもので活用してほしいですよね。
というか、せっかくなので「サービス主導」で、議論してくれないですかね?

この帯域で新たに検討する技術方式として,(1)モバイルWiMAX,(2)IEEE 802.20 Wideband,(3)IEEE 802.20 625k-MC,(4)次世代PHS,(5)LTE(TDD),(6)UMB(TDD)の六つが提案された。



KDDI研、近距離無線「ZigBee」密集時の混雑回避技術

期末のためか、KDDI研究所さんから、立て続けてオモシロ技術が登場中です。
しかし、力業ってコトですかね???

仕組みとしては、携帯電話が周囲の状況を常時チェックして、もし混雑するような状況になってくれば、周囲の機器と通信の時間帯を自動調整して混雑を回避する。


KDDI研、「しきい値暗号技術」を用いた携帯端末からの情報漏えい対策技術開発



■ケータイ
「日本の携帯市場はまだ飽和などしていない」──イー・モバイル 千本会長 (1/2)

ある意味唯一の従量課金の聖地へと踏み出したイー・モバイルさん。



モバイルSNS市場,日本が異常なのか,欧米が遅れ過ぎなのか

全くの個人的な予想では、日本は異常でもあり、進んでもいるってところかな?
要は、「携帯電話」じゃなくて、「ケータイする何か」が、本来、出てくるべきだと考えているため。


やはり、これは、変ですよ。

やっぱり,小さなケータイキーボードに向かってすごい速度で連打するニッポン人は変なのかな?



モトローラ、携帯部門の買い手現れず

Googleさん、スルーしたのか。。。手を挙げるかと思ったのですが。



ドコモ、iモード利用料を月額315円に値上げ

+100円という、細かい値上げですね。NTTさんのNGNが、あまりにすてきな結果だったので、そのための布石とかだと、面白くなるのですが。
ちなみに、

フィリピンの移動通信事業者SMARTがiモードサービス開始

とのこと。対照的すぎ。

月額のiモード使用料は無料。

で、気になる点は、下記の点。Nokiaさん端末がメインだそうです。

SMARTが提供するiモードサービスに対応する機種は、Nokia N73、Nokia N77、Nokia 6120 classic。


NECが日本-シンガポール間で無線IP内線電話のローミング実証実験
Nokia Morph コンセプト電話 - ノキアを甘く見てはいけない

というようなお話もあります。
特に、注目なのは、NwGN(NGNの次のやつ)では、欧州は、一つの軸として、移動通信系の技術開発をするeMobilityプラットフォームを立ち上げているというところ。
Next Internetの主導権を握るために、かなりのお金も流れるそうなので、欧州系携帯メーカーは、要チェックだったりするのです。



平均消費電力を数百mWに抑えるSilverthorne

あっ、スマートフォンは、「まだ」、ターゲットじゃないのか。。。

ターゲットとするのは、Intelが「MID(Mobile Internet Device)」とカテゴライズする携帯機器。スマートフォンより大サイズで、ノートPCより小サイズ。4.5〜7型程度の液晶を備え、重量は数百g、無線通信機能を備え、WindowsやLinuxを搭載し、多様なアプリケーションを走らせることができるマシンだ。

関連記事
第93回 Intelが本気でリッター・カーを作った?
[WSJ] 「小さなプロセッサ」にかけるIntelの大きな計画



■SIProp
Apache MINAの2.0系最初のマイルストーンが登場

そろそろ、チェックしませんとね。




Google Talkのウィジェットがウェブに貼り付けられるようになりました

おおお。アレに、組み込めるかも。。。(にやっ



■営業資料
リサーチ系の情報を、まとめて。

0AB〜J番号のIP電話利用数が前年から倍増、総務省調査



MBA的に携帯3キャリアの決算を読み解く――最も利益率が低いのは?



2012年までに2億5千万に拡大するFMC市場

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