2006年11月05日

無線アドホックネットワーク

ギートステイト作成日誌の「2045年へのブレストドライブ」エントリーに、

2045年には無線によるアドホックネットワークが著しく発達し、PCや各種ユビキタスデバイスがP2Pでつながることによって、インターネットが現在ほど集中型でなくなり、分散型にシフトしていくそうです。

という部分を発見。
これは、まさに、今後のネットワーク発展の一つのキモかと思います。

やはり、次に起こるべき事象の一つは、「無線の定額(常時接続)化」であると思うからです。そして、それを達成するに、無線資源を効率よく使用することが必要な要件なわけです。
無線資源を効率よく使用するには、セルを小さくするのが一番手っ取り早いわけですが、これだと基地局の数を増えてしまうため、投資額的に現実的ではありません。
(PHS(Willcom)が、定額をやれるのもこの辺がキモになっているわけです。)
そこで、クライアント自体をパケットをルーティングさせるのに使ってしまおうというアドホックネットワークは、有力な解の一つであると思います。
(たとえば、IntelさんもCentrinoあたりからいろいろと検討しているようです。)

そして、この有線インターネットと無線インターネットが融合する姿こそが、真の目指すべきFMCといえるでしょう。(※通常、FMCは、「固定電話」と「携帯電話」の「融合」を指します。)
というか、NGNと言われるもので、重要なものは無線網(IMS)部分だけでは?と思っていたりしますが、どうでしょうかね? そうすると、一番実現率が高いNGNとは、

インターネット+MVNO(+端末の公開)

という姿なのではないかと思います。

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