2007年03月02日

NGNとインターネットのビミョーな関係その2

NGNとインターネットのビミョーな関係(2)」が、掲載されています。


まず、最初は、「NGNとインターネットの違い」についてです。

したがって、次世代のインターネットは、NGNが序々につながっていき、高速、高品質なネットワークに変化していくでしょう。しかし、その変化は、事業者ごとに、その速度や特徴が異なるため、ある日急に「次世代」になるといったものではなく、少しずつ変化していくと考えられます。

まさに、このイメージなのですが、非常にイメージしにくいですね。
この「高速、高品質なネットワークに変化」というあたりが、QoSなどの機能に相当すると考えると良いかと思います。QoSは、EndToEndできっちりとやらないと最大の効果が発揮できないため、世界中のキャリア間で相互接続が出来るようになるのは、一朝一夕にはいかないですよね。ということかと思います。



続いては、「NGNで何がよくなる?」ですね。
前提として、「現在の電話と比べて」という意味のようです。

これらの機能をユーザーやサービス・プロバイダがアプリケーション・ネットワーク・インタフェース(ANI)を介して利用可能とすることにより、新しいサービスを通信事業者以外の第三者が開発することができるようになります。
このような新しいサービス構築の基盤として可能性を、いかに具体化させるかがNGNを普及させるうえでもっとも重要な点であると考えます。
こちらは、古くは、ダイヤルQ2のようなイメージでしょうか? インフラと課金とユーザベースを提供するので、サービスを自由にやってくださいという機能ですね。ただし、「提供している枠組みの中でやる必要がある」という条件が付くため、その枠組みがどうなるのかが、重要であるというお話だと思います。
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