2007年09月10日
VoIP系ニュース2007/09/10
2007/09/10までのVoIP系のニュースをまとめて。
電波取得に大手キャリアさん、必死ですね。
・WiMAX“残り1枠”めぐり合従連衡加速
・WiMAXか、次世代PHSか? 次世代無線サービスの行方
・マイクロセルが生きるPHS,停電にも強いというそのワケは?
●「WiMAXで2010年には全所帯にブロードバンド環境を」−WiMAX Forum
本当に、Wi-Fiのようにオープンな無線環境として、どのようなサードパーティーの機器もつなげられるようにしてもらいたいですね。そして、これこそが、逆に、Willcomさんの次世代PHSの弱点でもあるので、ここを是非とも推し進めてもらいたいです。
「WiMAXが一気に普及するには、何よりもWiMAX製品間での相互接続性が重要」と語ったのが日本オフィス代表の齋藤氏。同Forumの目標が、まさに世界で共通に使えるBWA環境の実現にあると説明した上で、そのためには世界共通の無線規則やサービス提供におけるオープン性が必要であると指摘。
え?結局、違う帯域とはいえ、電波もらえちゃうと言うこと???本末転倒に見えるのですが、気のせいですかね???
「もしドコモやKDDIが落選の憂き目にあうとすれば、水面下ではそれに見合う落としどころが、すでに関係者によって模索されているのではないか?」
FONでいいじゃん。というか、FONじゃないと無理のような。
●「ケータイを甘く見るな」 “最強のおもちゃ”が子どもの脅威に
なんというか、過渡期によくある問題って感じですね。
ちょっとまて!現在の方法論を実践した携帯電話を作っているメーカーさんは、世界市場から締め出されてしまったではないですか。それなのに、現状維持で、国際競争力が高まるって、どういうこと???
現状のままでも、さまざまなプレーヤーがお互いに切磋琢磨して新たな付加価値を高め、各レイヤーで普遍性のあるものを作り出せば、国際競争力を高めることは可能だという。
・・・販売奨励金で、「一見安くみえる」(他の機種とあまり値段差がないように見える)から、買ってくれるだけでは?う〜ん、販売奨励金は廃止の方向で検討と言うことなのに。。。なんか、議論が揚げ足取りになりつつある???
日本のユーザーは、ワンセグが入っていたり、おサイフケータイだったりしないと買ってくれない。
■VoIP系
●ソフトバンクBB、プロバイダーに関係なくIP電話などを利用できるサービス開始
ついに、大手さんが、VoIPゲートウェイサービス(もどき)を始めました。これを、SIP IXなどにつなぎ込めば、おもしろくなるはずですね。
情報(数値)系を二つ。
●IP電話契約数は1,527万件、0AB〜J番号は前年同期比145%増〜総務省
●IP電話への移行が本格化――関連予算は拡大傾向に――半数以上の企業は「数年以内に完全移行する予定」と回答
■その他
●Torvalds氏はどのように批判に対処しているのか
めもめも。
●「YouTubeの影響が大きい」,NECビッグローブもFTTHの集合住宅向けを値上げ
う〜ん、P2Pと同じようにYouTubeも制限すればよいのに。
P2P(peer-to-peer)も多いが,ユーザー数が限られるほか,帯域を制限している。これに対して「YouTubeは対策を打てず,その分影響が大きく出ている」
足回りの基盤を押さえられているのだから、両者が納得できる落し所を模索しないと、キャリアさん主導の元、あり得ないようなシナリオ(従量制への移行など)が実行されてしまう可能性があるわけで、是非とも、両者にとって落とすべきところに落としてもらいたいです。まぁ、私としては、「課金システムをキャリアさんが握るしかない」と思っていたりするのですが。
ちなみに、こちらの書籍に、そのシナリオの一部が書かれています。
- by noritsuna
- at 00:08