2009年09月21日

ASCII.technologies 11月号に「AndroidとAR/VR技術の可能性」を寄稿しました

ASCII.technologies 11月号のAndroid特集の一記事として、「AndroidとAR/VR技術の可能性」を寄稿いたしました。

タイトルのとおり、AR/VRのミライの可能性について、技術視点で語るという内容になっております。

実は、本特集では、ARの話題も取り上げられており、ビジネスの視点からの記事もあります。そのため、こちらはそれらの対となる存在として本記事を寄稿いたしました。
合わせて読んでいただくとAR/VRのミライ像がつかめるのではないかなと思っております。
ちなみに、ミライと言いましても、10年以上先のようなことは語っておりません。2〜3年くらいの『今から立ち上げれば、ちょうど波に乗れる』ミライのお話です。



内容について、ちょっとだけ書いてしまいますと、

インフラ指向拡張知覚感(Infrastructure Oriented Augmented Sensibility)

という筆者が定義した造語の世界とはどういうものだろう?という説明からそれがもたらすミライについて話が展開されていきます。
具体的には、

最近のモバイル出来る端末(Androidなど)の進化により、いろいろなセンサーデバイスがついてきた。これにより、人間の五感を取り入れることが出来ようになったAR/VR技術は、人間の知覚(sense)のようなモノへと昇華し、拡張知覚感(Augmented Sensibility)という方向になっていくだろう。(こちらのエントリーの品も、この拡張知覚感(Augmented Sensibility)といえるモノ) さらに、クラウドやWebの進化により、時間や空間の概念をも取り入れた膨大な情報処理が可能となった。、これにより、情報はコンテクスト化されようとしている。 これらの進化の系譜から、AR/VRとインターネットは、人間の生活に深く根ざした、インフラ指向拡張知覚感(Infrastructure Oriented Augmented Sensibility)として、交わるミライがくるだろう。

という感じです。
そして、それを、まとめた図が下記となっており、これの解説に記事が収斂していく感じとなります。
この詳細は、ぜひ、本誌でご確認いただければと思います。

※本図は、アスキーさんのご厚意により、事前公開させていただきました。



また、今回の著者名は、「SIPropプロジェクト 執筆チーム」としております。
こちらは、私が代表を勤めさせてもらっているOSS開発プロジェクトで、実は、現在、この世界を目指すべく、

・『デバイス』や『センサー』の動作原理やそれらから得られるデータを処理するためのアルゴリズムの調査 ・『デバイス』や『センサー』を使い倒したARゲーム『雷電4号』の制作

に鋭意取り組んでおります。
(実は、本寄稿の前半部でふんだんに出てくる『デバイス』や『センサー』の話も、こちらへの布石でもあったりします。)

もし、この世界に興味をもたれましたら、お声がけいただければと思います。ぜひとも、一緒に開発したいという方も、募集しております。

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