2005年04月08日
P2P-SIPってどうよ?
無印吉澤さんから、こちらのエントリーに、トラバを頂いたました!!!
(というか、初トラバです!!!(^-^;A)
さて、その中で無印吉澤さんが、P2P-SIPの存在意義について、3点ほど疑問点を
投げかけているので、反応してみました。
●一点目
・P2P SIPは中央集中サーバが不要
←Skypeは認証などのための管理サーバ
(Network Management Server)を必要とする
課金を考える以上、やはり、管理サーバ的なものをはずすことは出来ないと
思います。
そのため、VoIPとして、考えるのなら「管理サーバは必要」と思います。
しかし、Winnyのようなソフトを作りたい場合、Skypeでは実装できないで
あろう点は、メリットとしてあげて良いかと思います。
●二点目
・P2P SIPはオープンなSIPプロトコルに基づく
←Skypeはプロプライエタリなプロトコルオープンなプロトコルであれば別にSIPでなくても
いいわけで、それこそJXTAのようなオープンな
P2Pプロトコルでも良さそうです。
もう、おっしゃる通りかと。
上であげたWinnyという例であれば、実際、Freenetでも実装すればよいわけで、
わざわざSIPを絡める必要なんて無いんですよね。
あえてメリットとしてあげるなら、知っている人が比較的多い点かと。
そのため、コンセンサスが取りやすいといったあたりがメリットとして
あげられそうです。
(純粋な技術的メリットではない点は、ここに追記しておきます。)
●三点目
・P2P SIPは既存のSIP端末を利用できる
←Skypeを利用するには独自端末が必要
これも、2番目のと似てますが、「既存のSIP端末」ってのが、あるから実装
コスト安いという点が、メリットなのかと思います。
(純粋な技術的メリットではない点は、ここに追記しておきます。)
理論的には、SIPスタックはもうあるので、その上に載せるアプリ部分を
書けばよいというお話です。
(あくまで、「理論的」にはです。はい。(^-^;A)
と、書いてきましたが、私自身も別に技術的にはSIPじゃなくてもいいじゃん
と、思っております。(^-^;A
ただ、SIPをやってきたので、それをベースにするのが一番楽ですし、ぜひ、
そうなってほしいという願望があるので、P2P-SIPいいんじゃないの?と
いっているにすぎなかったりします。
(事実上、2番目にあげたメリットですね。)
- by noritsuna
- at 17:30
comments
SIPが普及しているのは、これまでのH.323などのプロトコルに比べ、シンプルで組み込み環境でも実装が比較的しやすいなどがあげられると思います。
SIP並に軽い実装でできるプロトコルならなんでもいいような気がしますが、車輪の再発明をしたくないのと、相互運用性を補完していく意味で、考えるのが楽なんで、SIPを使うんだと思います。。。
> hogehogeさん
おっしゃるとおりだと思います。
SIP並に自由度があると他にもいろいろな機能がつけられますし、実際いろいろと策定もされてますからね。
さらに、普及度もそこそこ高いとなっていれば、これを、利用しない手はないと言うところですよね。