2006年06月30日

GoogleV6

Googleが、IPv6に本格参戦するという予測が、こちらにでています。

「スラッシュ20規模のアドレスを確保しているこのほかの企業を皆さんはご存知だろうか? Googleだ」とライトマン氏。「Yahoo!もだ。サービスプロバイダーが準備をしていないというわけではないが、高度な集合体と明確な展望を掲げる経営体制を持ち、技術に精通した企業が、(IPv6)導入への準備にかかっている」

 「これがGoogleがモバイルダークファイバーを買収した理由だ。明確な意図がある。『ほかの米企業がのんきにIPv6を導入しないのなら、自分たちが導入してしまおう』という意気込みなのだ」

話としては、解りますが、狙いが良くわからないですね。なぜ、IPv6にしなければならないのかが。

IPv6のメリットは、膨大なアドレス空間によるNAT問題の解決にあるかと思われますが、この使い方だとクライアント−サーバ型ではあまり意味をなしません。P2P型において、初めて意味をなすところです。

そうなると、GoogleTalkがらみとなりそうですが、現状のGoogleTalkがIPv6化したところでメリットはなさそうです。
そこで、もう一歩進んだものが出てくる可能性がありますが。。。一つの答えとしては、MSのGrooveのような方向性ですね。このような使い方を考えるのであれば、P2P型を重視する意味があります。

さて、どうなることやら、見物ですね。IPv6をやってきた人間としては、是非とも、普及させていただきたいものです。
(デジタル放送とどちらが早く普及するかなんて、自虐ネタを披露しないですむように。(;^_^A )


※余談
ちなみに、IPv6になったからと言ってNAT問題が解決する保証はありません。なぜなら、GlobalにIPをさらしてしまうとセキュリティーの問題が出てくるためです。
特に、企業においては、内部のネットワークトポロジーを公開したくないでしょうから、依然としてNATのような技術が使われることでしょう。(某ルータメーカーにお勤めの友人もそういってました。)
ただ、コンシューマレベルでどうなるかですね。こちらは、ある程度Global化しそうですが。。。要は、ルータメーカーの思惑次第でしょう。(普通、デフォルト設定のまま使用しますから。)

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