2006年06月27日

Next DI???

さきほど、アークランプのゆすけ氏と密会して参りました。

そこで、ゆすけ氏より

次期DIは、SOAの融合点において、バージョニング管理が必須となる

という、旨の発言がありました。

これは、まさに、SIPropエンジンのゴールとしているところであります。

SIPropのアーキテクチャとしては、こちらのようになっております。

最終的に、インスタンス化されるビジネスロジックに相当する部分は、「シーケンス制御/吸収部」となるのですが、SIPにおいては、UAのバージョンが変わると動作が変わることがあったり、通話機能においては差異がなかったりするため、初期状態ではどの「シーケンス制御/吸収部」を使用すべきか決定できません。
そのため、SIPropでは、特定しなくても動作可能なように、「メッセージ変換部(JBI)」と「Router/Resolver部(スクリプト)」を設けております。
これらの動作としては、受けたメッセージ(プロトコル)を、「メッセージ変換部(JBI)」がパラレルにForkingして、「Router/Resolver部(スクリプト)」が状況に合わせて、篩い掛けをしていくという構造を取っております。
これにより、バージョンの違いや同一メッセージ(プロトコル)でも、正常に動作可能なようなアーキテクチャとなっています。

これは、まさに、バージョンの違いによる動作を吸収するアーキテクチャであり、ゆすけ氏の指摘している次期DIのような動作となっております。


う〜ん、話が、だんだんと大きくなってきてしまったなぁ。。。

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