2006年09月12日

Winny事件報告会(東京)に参加してきました

無印吉澤さんにて、レポートが出ましたので、便乗です。

報告会の詳細については、無印吉澤さんのエントリーをご覧ください。<無印吉澤さんのおかげで、軽く手抜きです。(;^_^A アセアセ・・・



で、なぜに参加してきたかと言いますと、ポイントを無印吉澤さんエントリーから抜き出すと、下記のあたりです。

(1) 悪用目的に作っているから、幇助だと主張している(? このへん、メモが適当)
- どの機能があるから幇助なのか、特定していない
- 悪用されたという結果だけで判断していいのか?
- どういう技術なら押収していいのか、その基準は?
- 技術の意義や将来性を判断、調査していない
- 警察が、思いつきだけで技術の善し悪しを判断していいのか?
- 検察は「Winnyは無政府状態を引き起こした」と主張しているが、その基準は?
- そのような基準を定める法律や、処罰規定は何もない
- 警察に逮捕される前に、いまの弁護団の弁護士と知り合っていれば
ここまでこじれることは無かった
技術者は、技術の発表前に弁護士と相談してほしい

上記のものを、まとめると、
- SIPropで、幇助とか言われないか?
- 幇助とか、言われた場合、どうしたらよいのか?

というあたりを確認したかったのです。
なぜかといえば、SIPropは、汎用的なB2BUAなので、「VoIPのただがけツール」として、使える可能性が100%ないとはいえないわけです。もちろん、そのような使用はできませんし、させるつもりもありませんが、今後、キャリアさんの仕様変更やセキュリティーホールの発見などにより、可能になる可能性が出てきた場合、誰かがそれを悪用したツールをSIPropベースで作らないともいえないわけです。

そして、今回の感想としては、

- 現状では、判決も出ていないため、幇助の基準は不明確
- 万が一、そのような事態に陥ったら、ソフトウェア技術者連盟(LSE)に駆け込めば良さそう!

というところのようです。ひとまず、ソフトウェア技術者連盟(LSE)に駆け込めば良さそうということが、確認できただけで、満足と言うところです。

最後のお茶会でも、壇弁護士に「某キャリアとかの交渉は任せろ」というような心強いお言葉もいただいたので、SIPropの安心して開発を続けていこうかと思います。

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