2006年10月16日

マイクロフォーマット=Web2.0の真打ちとなるか?

マイクロフォーマット=Web2.0の真打ちとなるか?」というコラムを見つけました。

マイクロフォーマットとフォークソノミーについて、考察しており、その方法論の違いに違和感を感じておられるようです。そして、

「情報を的確に分類して必要とされる情報を閲覧者の元に確実に送り届ける」という意味では、マイクロフォーマットもフォークソノミーも、その精神は同じなのだろうが、そこで行われる方法論というかアプローチがまったく異なっているわけだ。
 まあ、どっちが良い悪いではないのだが、情報発信者の“感性”に委ねられる部分の多い「タグ」の方が、なんとなく広がりが感じられ、その先に情報の沃野が広がっていそうな気がするのは筆者の勝手な思い込みであろうか。

と、言っておられますが、私としても非常に同感であります。

結局、「誰が、入力するの?」というところが、問題となり、下記のように疑問を述べています。

すっかり定着した行動に、もう一手間加えて、タグを付けろ、マイクロフォーマットで分類しろというのは、それなりのインセンティブが必要になると思うのだ。そのインセンティブが何なのかは分からない。アフィリエイトなのか、ネット社会へ貢献することへの満足度なのか……。

そして、実は、これの一つの解として、すでに始まっている試みがあるのです。
すばり、「Google Image Labeler」があります。これは、ゲームとなっていて、ルールとしては、画像が表示されるので、それに合うラベルを次々に付けていくというものです。これを、2人1組で行うようになっていて、パートナー(あちら側の誰か)と同じラベルを付ければスコアが加算されるという仕組みです。すなわち、ゲーム形式で、画像のタグ付けを行う仕掛けなのです。
これを、さらに推し進めた概念としては、「ギートステイト制作日誌」の「ゲームプレイ・ワーキング」といえるでしょう。

このように、

「みんなの意見は、案外正しい=集合知」

をベースとした、このようなタグ付けが、普及するのでは思います。

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