2006年12月14日
情報をためるということ
先日、ワークショップで気になった質問を聞きました。それは、
「データ(情報)をため込んで何をするのか?」という質問です。 最近は、メールを初めとして、blogのデータやいろいろなショップの購入履歴などなど、サーバ側や自分のHDD内にどんどんと貯め込んでいるわけですが、
「そのデータってため込んだだけで、満足しているのではないの?」 「もし、そのデータを使うとしたら、何に使うの?」という話です。 この一つの解としては、以前のエントリーで書かせていただいた下記の部分
「自分の分身がバーチャルな世界で勝手に動き回ったら面白いんじゃないの?」すなわち、
「自分の分身を作るためではないか?」とか、思いました。
理由としては、ユーザが望んでいるのは、
「今、自分がほしいと思っている情報を得ること」
なのではないかと。
しかし、どのようなデータが「そのとき、その場所」で必要であるかは、ユーザ本人が一番よく知っていることであり、逆に他人には分からないことである。そこで、
自分の趣味指向にあったパターンデータを得るために、自分の行動をため込んでいるのではないか?
すなわち、それが究極に発展すれば、自分の分身をつくるということではないのか?
とおもいました。
この、一番単純な実例は、Amazonさんのリコメンドシステムだと思います。しかし、これは、初歩的な利用法であるため、やはり、こういう技術は、近い未来いろいろと必要になるのだろうなぁと、AIがらみの妄想は、続いていくわけですが。。。(;^_^A アセアセ・・・
- by noritsuna
- at 00:09
comments
Sony CSLの暦本さんは、「ぜんぶ系」って言ってますね。ユビキタスの分野では割と当たり前にやってます。
様々なデータが活用されるというのはユビキタスの大前提になってますしね。
yosさん
> Sony CSLの暦本さんは、「ぜんぶ系」って言ってますね。ユビキタスの分野では割と当たり前にやってます。
なるほど。やはり、当たり前なのですね。
やはり、まだまだ勉強しないとダメですね。φ(`д´)メモメモ...
>様々なデータが活用されるというのはユビキタスの大前提になってますしね。
ですよねぇ。
ただ、全部過ぎると選別するための労力がかかるので、そのあたりをどうバランスとるかというのも重要かもしれませんね。
その関連で、私としては、現時点での現実解として、こちらのTimeline(http://mytimeline.jp/)など、よいなぁと思っていたりするのですが。
> その関連で、私としては、現時点での現実解として、こちらのTimeline(http://mytimeline.jp/)など、よいなぁと思っていたりするのですが。
LifeLogも同様の考え方ですね。
#でも、Timelineの方が現実解に近いかな。
蓄積した情報の切り取り方として、時間または空間を軸にするのが有効な手法になっていると思います。
加えて、情報に含まれる相互の関連性でしょうか。
技術は次第に進歩するので、今後、いろんな選別の仕方が出てくるでしょうね。
ここに書かれている「自分の分身を作る」という発想も、この延長にあると思います。
yosさん
>蓄積した情報の切り取り方として、時間または空間を軸にするのが有効な手法になっていると思います。
>加えて、情報に含まれる相互の関連性でしょうか。
現在のプレゼンス系も時間(即時性など)や空間(GPS的なものや在席情報など)が軸になっていますので、この辺は、基本として非常に重要なところかもですね。
>技術は次第に進歩するので、今後、いろんな選別の仕方が出てくるでしょうね。
そうですよね。そして、ここが、今後、キモとなるところですよね。検索やら何なら、いろいろな要素技術を必要としますし。
う〜ん、いろいろと考えるとわくわくしてきますね。(;^_^A