2007年03月30日
NGNリリース1と技術的チャレンジを語る!その5
「NGNリリース1と技術的チャレンジを語る!その5」という対談です。
今回が、最終回とのことです。内容的には、NGNの今後というところでしょうか?
はい、ここが今回のキモでしょうか?
具体的に申し上げると、キャリアは個人情報の多くを握れる立場にあります。例えば、携帯電話を申し込むときには(中略)この電話番号はだれのものであるかを証明できる。また、携帯電話をユーザーに持たせているだけで、位置情報も全部とれる。さらには、おサイフ・ケータイを利用してもらうと、その人が何を買ったのかまでわかってしまうのです。
要するに、i-modeのモデルが実現できるといっておられるわけです。(というか、たぶん、それがNTTさんのNGNの目的と思われます。)
ここだけ、押さえておけば、NTTさん版のNGNは、80%理解したようなものといって良いでしょう。(って、さすがに言い過ぎかな?(;^_^A アセアセ・・・)
あとは、これを踏まえて、どのようなサービスが考えられるか検討していきましょうというお話が、今回のネタかと思います。
そういえば、最後に。
英国のBT(ブリティッシュ・テレコム)のNGNは、電話交換機のルータへの置きかえを最優先しているということです。
これ、案外と知らない人が多いのですよね。世界的なNGNは、基本的にこのことを指すのが、一般的のようです。
NTTさんのNGNが、特別に先の世界まで突き進んでフィールドトライアルを実施中なのです。
- by noritsuna
- at 01:10
comments
さすが、よいところに。
いろん意味でインフラただ乗りされがちで、どう戦っていってよいか難しいキャリアですが、その特典は、ユーザの情報を握っていることなんですよね。
でも、そのユーザプレゼンスを限定的にしか使えていない(と見えますが、)NGNの今のやり方はややもったいないなあと。。。
NTTさん、NGNも大事ですが、P2Pの研究もこの視点をベースにもっと進めるべきです。
たぶん、過去や今の悪い印象があって手を出していないように見えますが、ユーザプレゼンスを効果的に生かせるのはP2Pで、それがユーザにとってもうれしい話になるはずだからです。
放っておくと、欧米のじゃじゃ馬P2Pにただ乗りされ放題ですよ。
yosさん
> でも、そのユーザプレゼンスを限定的にしか使えていない(と見えますが、)NGNの今のやり方はややもったいないなあと。。。
私も、ユーザプレゼンスが、NGNなりで今後重要になってくるだろうと考えています。
でも、今のNTTさんNGNだと、QoSやらハイビジョンやらがメインでこの辺の話があまりないのですよね。ほんとに、もったいないと思います。
> NTTさん、NGNも大事ですが、P2Pの研究もこの視点をベースにもっと進めるべきです。
> たぶん、過去や今の悪い印象があって手を出していないように見えますが、ユーザプレゼンスを効果的に生かせるのはP2Pで、それがユーザにとってもうれしい話になるはずだからです。
> 放っておくと、欧米のじゃじゃ馬P2Pにただ乗りされ放題ですよ。
ほんとにそうですよね。
今のネットに繋がっているPCなどは、一日数時間とかですが、今後は、Wiiのように24時間フルに繋がっている状態のデバイスが増えていくと思います。さらに、NintendoDSのようなモバイルデバイスも通信機能やブラウザを持っており、一人が複数台のデバイスを使う時代は、もうすぐそこまで来ていますし。。。
そのときに、PIAXのようなP2Pで処理できるエージェントでないと、うまくいかないのではないかなぁと感じております。