2008年02月26日

NTT迷走の裏側

NTT迷走の裏側」という記事です。

何かというと、「NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側」の要約に近いものです。(書いている人は、同じです。)
ということで、本書が、気になっていた人は、まず、こちらを読むのがよいかと思います。


で、、「NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側」の方ですが、どこが見所かというと、、、

NTTさんの組織構造の解説と問題点、そして、NGNの問題点を、、「電話的価値観」という言い方で、「電話的視点」から解説

という点かと思うのですが、ぶっちゃけ、

硬直化した組織の弊害

みたいな内容です。
で、これ、あとがきで、「会社は頭から腐る」の指摘と同じ構図であると、ぶちまけており、「ああ、やはりですか」みたいなオチになってます。
ですので、技術的にとか、戦略的にとかいう視点は、ありません。基本、組織論です。

ですが、さすがに、日経コミュニケーションの記者さんの著書でして、NTTさんの組織構造を、政党の範囲まで広げて、取材されている点は、さすがです。
これを、見ると、NTTさんの本質的な組織構造を垣間見ることが出来る点は、一読の価値があります。

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