2008年04月24日

デベロッパー交流会(第 6 回)、テーマは「 Android SDK 」へ参加

以前の告知どおりに、デベロッパー交流会(第 6 回)、テーマは「 Android SDK 」にて、デモしてきました。

ひとりだけ、明後日の方向で

10年後の無線ネットワーク基盤のハードウェアとして

というようなものだったのですが、幾人かは、SIPを知っている方もおられたようなので、今までよりは受けたのかなと、勝手に思っております。

具体的には、本Blogでいつも言っているような話を、Androidちっくに言い直した話で、P2P SIP勉強会系の話に近いモノです。
P2P SIP勉強会系の話とは、20年くらい先に『clean slateで考え直された、IPではないまったく新しいネットワーク世界』があり、そして、その間の10年くらい先に『完全に無線ネットワークが、IP上に統合された世界』というものがある、それ故に、それらの世界を見据えて基盤ソフトウェアを作ろうというお話です。で、今回は、後者の『完全に無線ネットワークが、IP上に統合された世界』がテーマです。

そして、この世界のキーワードは、下記の辺りで、このベースのデバイスとしてAndroidに目があるのではないか?という部分を付け足したお話が全体像となります。

●移動ノードである(今までは、据え置き型のノードしかなかった)
●一人一台から、一人複数台へ(皆さん、ケータイ電話の他に、無線通信が出来る機器って持ってますよね?PSPとかNDSとか。)
●局所的な通信、刹那的な通信(NintenDogsのすれ違い通信など、其の場限り且つその瞬間だけ消費されればよいデータ)

PCのように、AndroidチップセットやAndroidマザーボードのような規格品に近いモノが出てくれば、急速にハードウェアの価格が下がる可能性があり、そうなるといろいろな形で『実は中身はAndroidなんです』という機器が出てくるだろうということです。そのときに、必要になりそうな基盤ソフトウェアの雛形の紹介でした。

ちなみに、JJUGのクロスコミュニティカンファレンス 2008 Spring用に、プレゼン資料を作っておりますので、そちらが完成しましたら、アップする予定ですので、詳細は、少々お待ちください。
また、丸山先生より、本公演「Android とその可能性」の後半15分ほどを頂いて、Android関連のデモということだったのですが、『もう少し、しゃべって!』というリクエストがありますので、現在、資料を拡張中なのです。




そして、こんな開発者コミュニティーが出来たようです。
なんと、今回の基調講演をされた、デベロッパー アドボケイトのJason Chen氏も入っておりますので、Androidの開発をする方は、是非とも、登録してみてください。濃い情報が流れるのではないかと思います。

*Googleさん主催というわけではありません。スピーカーの一人、安生さんが立ち上げた草の根コミュニティーのようです。

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