2008年04月21日

個人的に愛している

個人的に愛している(w)松田さんのエントリー「ワイヤレス・ブロードバンドは四次元ポケット」より。


英BTのヨン・キム副社長の話を聴いて,いろいろ考えたことを書こうと思う。やはり,たまに人の話をじっくり聴くのはいいことだ。キムさんの言葉のいくつかが刺激になって,テレコミュニケーションの時代は終わり,「リッチコミュニケーション」とでも呼ぶべき時代に入ったのだな,と確信した。

キムさんが話した1時間の講演のテーマは『Service Deregulation-opportunities for business』だった。英国やアメリカが1980年代に行った規制緩和とICTの進歩が,通信業界や会社組織のあり方をいかに変容させたか,規制緩和が有効に機能するための水平分散モデルの重要性,などを分かりやすく話してくれた。


う〜ん、メガキャリアの副社長さんから、「水平分散モデルの重要性」という話が飛び出すという時代になったのですね。
参考記事:オープン・イノベーションでNGNが外部の力を取り込む




個人的に愛している(w)生越さんのエントリー「生き残るオープンソース」より。


前々から気になっていた,この「もったいない感」の実体は何かと思い返してみるなら,新興のソフトウエアのかなりの部分が,わざわざ「レッドオーシャン」に飛び込んでいるということが原因なのではないかと思います。

禿同。
ただ、OSSのほかにも、企業の普通の戦略として、よく見る気が。まさに、前回のエントリーにも通じる話で、『誰もやっていないことに挑戦しない』ため、レッドオーシャンに飛び込んでいくという例を。

他方,「まだまったくソフトウエアが存在してない」という世界もあります。もあります。つまり,いまだブルーオーシャンな分野というのは,実はたくさんあるものです。


OSSとしては、「まだまったくソフトウエアが存在してないという世界」は、わくわく感があって、楽しい。
ただ、「ソフトウエアがないわけじゃないけど,定番がないという世界」のほうが、圧倒的に普及確率が高いという罠。例えば、Unix(and Windows) vs Linux や Oracle vs PostgreSQL and MySQL 、 IE vs FireFox のように、『対抗軸』があると受け入れられやすいというお話。
どういう戦略をとるか、難しいところです。ハイ。(まぁ、自分にとって何が『just for fun』ってことなんですけどね。楽しいコードが書ければいいのか、普及して利用者のフィードバックをもらえるのがうれしいのか。ってことでしょうか?)

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