2010年03月18日

「台湾」に拠点を移します。

2010年4月5日より、台湾にある 台湾工業技術研究院(ITRI) に行く関係で、台湾に拠点を移します。
ミッションは、2つ。

OESFTest & Certification WGのサポート
・ハードウェアやサービスの新時代エコシステムのための開拓

前者はあまり説明しなくてもわかるかと思いますが、後者はわかりにくいかもしれません。

で、後者の説明ですが、ちょうど良い記事が出ていたので、紹介しておきます。

サービスはハードウエアになる 端末の先のクラウドにこそ価値

「パソコンの父」と呼ばれるアラン・ケイは、「ソフトウエアに真剣に取り組む人間は、ハードウエアも同時に考えないといけない」といった趣旨の発言をしています。新しいソフトやサービスでどういう未来や新しい生活をつくるかを考えるときに、アプリケーションだけでは完結しない場合がある。
 ITの世界は、どんどんクラウドへ移行しています。アップルやグーグルのハードは、どれも、端末そのものというよりその先にあるクラウドにこそ価値があります。クラウドの価値を引き出すために、端末側のアプリケーションやハードウエアはどうあるべきか、この視点で設計されています。

 極端なことを言うと、今のハードウエアは全部だめなんですよ。今のハードウエアはことごとく否定されないといけない。カメラもオーディオも場合によっては冷蔵庫や掃除機、あるいは車とか飛行機、いろいろなハードが、クラウドに対応したアーキテクチャーにすべて書き換わらないといけない。そうでないと、これからは利用者に対する価値を生み出せないと思います。

と。
要は、本Blogでも、何度か主張しているのですが、

・いままでは、ハードがあって、その上で動くアプリやサービスを作るという流れだった。
・それが、今後は、アプリやサービスを考えて、それに最適なハードを作るという時代になっていく。

というところです。
例えば、最近流行のTwitterやUStreamなどは、パソコンが前提にあるわけです。
そして、UStreamの場合、配信する側に回るとよくわかるのですが、Webカメラや集音用マイク、インターネット回線などいろいろな機材が必要となります。こうなってくると、専用のハードがほしくなるのです。

要するに、これからのサービスは、ソフトだけでは完結せずに、ハードが必要になってくる。そうなると、最適なハードを作ることが出来る環境が必要になってくる。

ということです。
そのため、それをすることができる環境(エコシステム)を作るための布石として、台湾を中心に、中国・韓国・ベトナムを回って、いろいろと開拓してこようと思っております。
そのエコシステム構想の一環として、下記の図を添付しておきます。

comments

もしかして台湾に住むんですか?
私は4/10-12に台北旅行の予定です。

  • プンプン
  • 2010年03月19日 23:37

プンプンさん

はい。1〜2年ほど、行ってきます。
その後は、さらに東南アジアのほうに進出するか、中国か、はたまた、インド方面かは、
わかりませんが、しばらく、いろいろ回ってくると思います。

4/10~12であれば、私も台北あたりにいル予定です!

  • noritsuna
  • 2010年03月20日 00:04
comment form
comment form
Creative Commons License
This weblog is licensed under a Creative Commons License.