2005年02月25日

SIPとSkype

さて、いままで、意図的に極力避けてきたのですが、そろそろ、ぽつぽつと
思考系の話でも書いてみようかと思います。

某MLに入っている人は、お解りかもしれませんが、個人的に、こういうのは、
大好きなのでして。(^-^;A
(下手の横好きってことで、大目に見てやってください。)


今回は、ぶっちゃけ、yusuke大先生のに釣られました。(^-^;A

これをベースに、ちょろちょろと書いてみようかと思います。


●儲ける構図
個人的に、Skypeが、2ndPhone以上にはなれないと感覚的に考えていたのですが、
その答えの一つを見つけた感じです。

SIPとSkypeも似た構造にあります。
SIPは、RFCであり、仕様は一般に公開され、実装は各々が行うことになります。
Skypeは、ソフトが提供されており、APIを使用する場合、ライセンスが発生すると
いう構図になっています。

これは、yusuke大先生のblogにある、JavaとZopeの構図の類似といってよい
と思います。


●現在の構図
現在、SIPもSkypeも「電話の延長」としてしか実装されていないような状態です。
そのため、電話をやろうなどと言うところは、限られるわけです。

よって、儲けの構図は、

「電話屋さんが自社の製品のリプレースくらいしかない」

という状況です。
そのため、一社が握っている技術を主製品の基盤として開発しては、リスクが
高すぎるため、Skypeが選択肢に入ることはありえないわけです。

そのため、Skypeががんばっても、2nd製品以上には成り得ないわけです。


●未来の構図
現在、「電話」としてしか使われていませんが、本来的にこれらの物は、

「コミュニケーションツールとした場合」

その真価を発揮できると考えています。
(正確には、SIPはただのセッション管理でしかないですが、これでは、あまりに
抽象的すぎるので。)

このように発展してくると、現在「電話屋」しかない市場が広がっていき、
いろいろなベンダーが参入してくることが予想されます。

この状態となると、まさに、JavaとZopeの構図と同一になるといえるのでは
ないでしょうか?


※※※以上。yusukeさんの説を元とし導き出せる仮説としての考察です※※※

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noritsunaさんのSIPとSkypeをJavaとZopeの構図と比較した論を見つけました。 なかなか興味深かったです。 確かにいま、ITベンダーの...

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