2006年06月25日

IP時代における電気通信番号の在り方に関する研究会第二次報告書について

総務省から、「IP時代における電気通信番号の在り方に関する研究会第二次報告書」が、公表されました。

気になる点としては、下記の点ですね。

発信者が呼接続を継続するかを選択可能な機会を確保するた め、インターネットを経由している点について、インターネットへの転送前にガ イダンスにより発信者に告知することが現実的な対策と考えられる。

セキュリティーや品質保証の問題から、必要と言うことになっているようですが、どうなのだろうという気がします。

セキュリティーに関しては、最近では暗号化機能がつき始めていますし、NGNではIPsecを使用しますし、解決は時間の問題と思われます。それに、既存の固定電話も物理的なリーチが必要と言うだけで強固なセキュリティーが施されているわけではないですから。
品質保証に関しては、ベストエフォートがだんだんと認知されつつある現在、固定電話の品質基準の方を見直した方がよいような・・・というようなことをいうとやばそうなので、この辺はあまりつっこまない方向で。

感想としては、やはり、既存の固定電話ベースでの検討結果という感じですね。IPベースで検討するともっと違う結果となりそうなのですね。

追記(2006/06/27)
つなたい記事ですが、P2P today ダブルスラッシュ さんに、取り上げていただきました。
P2P Todayさん、ありがとうございます。

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