2006年06月29日

NGNなお話し

南方司氏のBlogにNGN雑感というエントリーが出ていたので、ちょっと、便乗を。

さて、引用。

ただNGNの描く世界が具現化するかというと,甚だ心許ない.The Internetとは別にQoSのかかったclosed IP networkでmanaged serviceを提供し,additional chargeを得るというモデルは,電話会社にとっては「夢よもう一度」だけれども,なぜB-ISDNがコケてInternetが成功したかというと,キラーアプリは末端から産まれるからだ.無料のThe Internet上で提供されるサービスより魅力的なキラーアプリを電話会社が提供できるかというと甚だ心許ない.

この辺のお話しは、まさに同感と言うところであります。このままですと、「NTT版インターネット」の再発明でしかないわけです。

そこで、私的には「課金システム」の解放に期待しています。ADSL費、ISP費、ケータイ費、モバイル通信費、コンテンツ費、etc...を、全部別納という無駄があり、且つ、少額を筆頭に課金の問題はなかなか難しいですからね。
淡い期待ではありますが「コンテンツ流通教科書」などの話も現実味が出てくるかもしれませんし、SIerやNIerなどにどんどんと解放していってもらいたいものですね。

ちなみに、階層的には、こちらのエントリーの「セッション層」に位置する機能です。


ただ、南方司氏も指摘していますが、その投資額が見合うかが微妙なわけですが。。。
さらに、NTTさんも「土管屋(電力会社と同じような立場)」になりたくはないというところが、本音のようなのでうまくいかなそうなところが、現実なのですが。。。

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