2006年09月08日

江教授と冲中KDDI 執行役員 のNGN会談その4

江教授と冲中KDDI 執行役員の対談の第四弾(最終回)です!必見です!!!こちら

今回は、オープン性・相互接続性というところが話題の中心です。ついに、キタという感じですね。
まず、問題点が、示されております。

現在は、仕様と実装が揃っていないため、残念ながらKDDIさん用のSIPサーバと、NTTさん用のSIPサーバと、その他ISPさんのSIPサーバはまったく異なった仕様・実装となってしまう可能性もあるわけですね。

この辺の件に関して、こちらのサミットにおいて、
NGNは3キャリアとも別々のものか、同じインフラを違うサービスとして提供するのかという質問には、NTTだけが「いまは1つにするという答えは出せない。ネットの品質が違うので、相互接続の条件が問題になるだろう」と述べたが、KDDI、日本テレコムは「インフラは同じにすべき」と回答。NGNの基盤を共通インフラととらえ、その上の付加価値の部分で競争したいと述べた。

ということが述べられたそうでして、やはり、相互接続問題は大きな問題点になることが予想されます。
この相互接続に関しては、NTTさんのNGNトライアルが一つのキーポイントとなるわけで、「NGNインタフェースの公開を巡る激突」という特集などがあります。(本Blogでは、こちらのエントリー)
状況を要約すれば、NTTさんvs他キャリアで「オープン性」について綱引きをしている状態で、その取り纏め役の総務省が「具体的にNGNトライアルが始まるまで様子見」というスタンスあるということのようです。
その辺の状況から、相互接続問題の結果が出るのは来年以降に持ち越されることになりそうです。

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