2006年10月03日

環境知能シンポジウム2006

「Googleの強大化」は我々に何をもたらす?――NTTがシンポジウムを開催」という記事が出ております。これは、環境知能シンポジウムの記事のようです。

これで面白いのは、東さんの「環境管理」の話ですね。

環境管理とは、「人間を信用しないで、社会秩序を維持しようとする方法」
(中略)
例えば「飲酒運転をさせない」という目的を達成するために、従来の「酒を飲んだら運転しない」という規律だけでは十分ではなく、環境管理型社会に移行しつつある今は「呼気のアルコール濃度が高いと発進させない車を作る」という策が採られるようになってきている。

こちらのエントリー(映画「マイノリティ・リポート)の「キモい」部分を的確に表現しているのではないかと思います。
すなわち、「アノテーション」が行き過ぎると、それは、「コントロール」になってしまいかねないという話ですね。ここが、「キモさ」となって、感じるのではないかと思います。
ただ、これも、時代とともに感じる「キモさ」も変わるわけで、どうなっていくのか、まだまだ、議論の余地があるというところですが、現在は、ちょっとずつちょっとずつならされていって、茹で蛙状態になっていくのではないかと危惧していたりします。



後日、シンポジウムの映像が公開されるということですので、期待大です。

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