2006年10月23日

Intelのもう1つの次世代CPU「LPP」

Intelのもう1つの次世代CPU「LPP」 という記事が出ておりますね。

以前、Intelさんは、「XScaleを売却済み」でしたが、その答えが、これのようです。

「今年(2006年)をベースラインとすると、5WのULVマイクロプロセッサがベースラインとなる。来年(2007年)には、我々は電力を半分に、実装面積を1/4にしたものを出す。2008年には、今日の製品より、1/10に電力を削減、1/7にサイズを削減するという、我々のゴールに達するだろう。さらに2008年から先では、シングルチップインテグレーションへと移行する計画だ」

この2008年以降の「シングルチップインテグレーション」ってのが、IA-32版のXScaleに相当すると言うことのようですね。

これは、やはり、クロック戦争の象徴であるPentium4系から、省電力のBanias系へとアーキテクチャを切り替えたために、IA-32をXScale並に省電力にする道筋を立てることができたようです。
あとは、パフォーマンスを保つために、どのくらいコンパイラでの最適化をすることができるかが、鍵になるのではないでしょうか。(この話は、マルチコア系のCPUでも言われていますが、マルチコア系ではスレッドをどのように効率よく実装するかの話なので、ちょっと、毛色が違いますね。)

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