2007年04月18日

Low Power IAプラットフォーム

こちらのエントリーでも書いていますが、Intelさんが売却したXScaleにかわるCPUの具体的な姿が見えてきたというコラム「Low Power IAプラットフォームの未来」です。


ここですね。

ウィルコムの「W-ZERO3」やイー・モバイルの「EM-ONE」のようなプラットフォームにLPIAを採用するというのも、十分実現可能なレベルに近づいてくる。PDAにx86という一昔前なら冗談に過ぎなかった話が、現実味を帯びてくるわけだ。

情報筋によれば、Menlowはちょうど2008年の今頃の発表、投入が予定されており、次回のCeBITあたりで搭載製品がデビューするというのがありそうなストーリーではないだろうか。

ここを意訳をすると、上記のエントリーで紹介した「XScaleの代替CPU」であると読めるわけです。

ただ、さすがは、笠原さん、これだけでは終わりません。

IntelがこのSoCで狙うマーケットは、ずばりAppleの「iPhone」が今後作り出す市場だろう、と筆者は考えている。

禿同!!!まさに、その通りだと思います。そして、IA32アーキテクチャの資産もそのままモバイルデバイスに持ってこようという計画なのでしょう。

もし、SIMフリーで、かつ、自由にプログラミングができるモバイルデバイス(しかも、IA32アーキテクチャで!)があったら、おもしろいことになると思いませんか?

追記
こちらも要参照です。


追記
追加コラムが公開されました。


追記
家電世界への食い込みを狙うIntel」というコラムです。

上記のLow Power IAプラットフォームを家電に適用していこうというお話へのつっこみです。
このあたりが、一つのキモですね。

TVの価値は、TVを正常に受信でき、操作性がよく、高画質が良いことによって高まる。インターネットへのアクセス機能は、あくまでもプラスαでしかない。「TV+」といった製品は、TVにおまけが付いてくるのであって、そのおまけにお金を支払うならば、少しでも大きなTVが欲しかったり、グレードの高いTVを選びたいと考える消費者の方が多数派ではないだろうか。

こちらのエントリーにもあるように、「家電は家族」がターゲットであるため、価値観の違いや操作制限などから付加価値はつけにくいわけです。
正直、ぜひとも、Intelさんにはがんばって、家電へ食い込んでもらいたいところですが、現実としては、麻布氏の意見に同意せざるを得ないところです。

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