2007年06月24日

「1円携帯」規制へ、総務省が料金体系見直し要請

「1円携帯」規制へ、総務省が料金体系見直し要請という記事が出ています。

総務省のモバイルビジネス研究会の成果として、要請するようです。

端末値引きのために携帯電話会社が販売店に支払う「販売奨励金」のコストを、割高な通信料金で回収する現在の携帯電話料金の体系を改めるよう、業界に求める方針を固めた。

う〜ん、SIMロック解除は、入らないのでしょうかね?第8回会合が、平成19年6月26日(火)ということですので、ぜひとも、滑り込みで盛り込んでもらいたいところです。


ちなみに、この辺は

「欧米モデルは参考にならない」,総務省のモバイルビジネス研究会
「不公平性よりも不透明性が問題」,総務省のモバイルビジネス研究会

にて、取り上げられていたものから、SIMロックに関するところをぼかしたというところでしょうか。

追記(2007/06/27)
モバイルビジネス研究会(第8回)」の資料です。

SIMロックに関しては、こちらのの24ページあたりに書かれていますね。

利用期間付契約を採用し、当該契約期間内に合わせて販売奨励金相当額の回収が行なわれることとなれば、SIMロックを行なう意味が失われることになると考えられる。

1円ケータイのようなモデルが無くなれば、SIMロックを行う必要はないのではないか?ってことで、それを踏まえて、

SIMロック解除については、2010年の時点で3.9Gや4Gを中心に法制的に担保することについて最終的に結論を得るという上記の方針を念頭に置きつつ、関係各方面において戦略的取り組みが開始されることが期待される。

現行の価格モデルの変更や新技術の動向に合わせて、SIMロックを解除する方向で各キャリアさんが検討してくれたら嬉しいなって言うことのようですね。

う〜ん、どうなんですかねぇ。キャリアさんが言う「販売奨励金相当額の回収」というSIMロックが解除できないという理由は、どちらかというといいわけで、実際は「端末まで含めて全てコントロールしたいから」ですからねぇ。

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