2008年07月11日

ソリューション的Android

木南さんの「ソリューション端末」のエントリーが、気になるるるるるる

ダイレクトなマスマーケティングで売る端末ではなく、ソリューション向けの端末から入っていくというのがよい気がしてきた。

こちらに関しては、第六回Android勉強会で、IP-Visonの三浦さんが公表する予定のAndroidビジネスホンは、まさに、その領域の端末となります。
企業内のグループウェアや部署内のアプリなどの情報を、補助的に見るために使う端末という位置づけのものとなり、SIソリューションの一部となる、ソリューションといえるものです。

イメージ的には、auさんのSIP端末と同じようなものと思ってもらうのがよいと思います。こちらは、SIPミドルウェアの上に、SI事業者向けのプログラム領域が用意されていて、そこにSIPアプリを組み込めるため、いろいろなソリューションを提供できるというものです。
Androidビジネスホンも、Googleさんが用意したもののほかに、ビジネスホンやビジネス向けに必要なモジュールを備えたミドル層を用意し、SIできる構造になっています。
(このようなモジュール構造にするために、雷電を組み込んでいます。)




で、なぜ、こんなものを作っているかというと、、、本命的には、ケータイ上で同じコトが出来れば、それが最終形態になるのかなとは、考えています。

しかし、最初のAndroid端末は、ドコモさんから出るとしても、Blackberryのような扱いになる可能性は十分に考えられるどころか、この可能性の方が高いというのが大方の見方なわけです。
(その理由は、第五回Android勉強会の村上さんのプレゼン資料を参照してください。)

と、このまま指をくわえて待っていても、やはり、「ダイレクトなマスマーケティングで売る端末」というところにはほど遠いものしかでてきそうにないと。かといって、『現時点では』、公衆無線端末を自分たちでどうにかするのは難しいわけです。

ならば、その理想とする端末を製造してもらえるような状況を作り上げればよいのでないかと考えて、まず、自分たちでどうにかコントロールできそうなビジネスホンxソリューションに着目してみました。
これで、一種類でも製品になれば、『こういうような市場がある』という、説得材料になり、重い腰も上がる可能性が出てくると考えています。



ということで、理想とするものを手に入れるには、まず、現状出来る範囲で行動するという理念の下、未来の自由に出来る無線デバイスへバトンを繋げられることを願って、日々、邁進中です。

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