2009年01月26日

「ニッポン」的な組織

Project Hews by 木南英夫のこちらのエントリーより。

日本人は、「群れる」ことによって事を進めようとします。そういう意味でも、日本Androidの会は、とても「ニッポン」的な組織だと感じています。それが、きっと強みなのかもしれません。

わたしも、そのように思います。
その「ニッポン」的な組織とは、『身内』という言い方をして、その仲間内で『こんなんつくったんぜ!すげぇだろ!』的に自分が作ったものを見せ合って、『切磋琢磨』していく組織(『匠』や『職人』と呼ばれる人たちの世界)ですよね。
やはり、日本人的には、その環境は心地よいのではないかと常々思っております。
そして、もちろん、この『身内』以外には、全く理解されない世界でもあります。(w

しかし、この『匠』や『職人』と呼ばれる人たちの世界、食い扶持さえままならないんですよね。
なぜなんでしょうか?

その答えは、宋文洲のメルマガの「読者広場」『能率と効率の違い』にあると私は考えています。

「職人」はなぜいけないか。この質問を若松さんにぶつけたたら面白い答えが返ってきました。「職人は能率を求めるが、経営は効率を求める」と。

と。
要するに、お金が回る世界(金融経済市場)では、『匠』や『職人』と呼ばれる人たちの世界って求められてないんです。この世界においては、『価値がない』んですね。


しかし、本質的には、そんなことはないはずですから、『匠』や『職人』と呼ばれる人たちの世界も必要とされる世界を創りたく、本ブログとしては、こちらのエントリー「コミュニティーをやる理由」、や、根本的な『経済・市場』からのアプローチとして、こちらのエントリーなどで上げている『Cloud Market』など、あの手この手で足掻いてみたりしております。
(かなり、根深い問題なので、いろいろなアプローチが必要であり、年月もかかることだと思いますので。)

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