2009年02月03日
「公認」となるためのキモ
角川が共有サイトの「違法アニメ」を収益化 基準満たせば「公認」 という記事。
従来、著作権者は違法投稿に対し、削除を依頼してきたが一転、“よい”違法投稿にはお墨付きを与え、広告を呼び込んで収入を得る仕組みだ。
ユーザーが無断投稿した角川管理のアニメ作品のうち、一定の基準を満たした動画に「公認バッジ」を与え、掲載を認める。その上で、動画が掲載されている画面内に企業広告を呼び込み、広告料を得る。広告料は角川とグーグルで分配。角川は収入の一部を原作者らにも分ける。
この手のパターンを例にして、『(権利者が認めてないことでも)儲かるんだから、やってもOK』的な論法を使う人を見かけるのですが、「それは違う」と声を大にしていいたいです。
このキモは、『儲かる』ではなくて、『権利者にコントロール権がある』なんです。
これにより、ジャスラックなどの『ほかの権利団体に対して、説明がつくん』です。これが、キモなのです。
すなわち、『ほかの利害関係者への説明がつく』、仕掛けが必要なのです。
この手の話をする場合には、『権利所持者全員』を見渡して考えないといけないのです。
そうしないと、『目に付く』ようになれば、否定されてしまいます。
- by noritsuna
- at 01:20
comments
以前お話を伺ったザーバースマンが
App Storeから提供されるみたいです。
やることが早いけど大丈夫なのでしょうかね?
フレッシュさん
> やることが早いけど大丈夫なのでしょうかね?
ソフトの完成度的にと言う意味か、サービス内容的に(要は売れるのか?)という意味なのか、で変わる気がしますので、両視点で。
完成度という意味では、もともと、動いているもののポーティングですので、iPhoneアプリが開発できるようになった時期からすれば、十分な開発期間があると思います。
(普通に考えれば、発表前から開発していたでしょうから。)
サービス内容的に練り切れているかは、ある意味不明です。
間違いなく、このままでは売れません。そんなのはわかりきっていること(サービスまできっちり定義した上で出さなければ、普及することはないため)ですので、どう考えても、他に隠し球があるかと思います。それが、どんなものか次第だと思います。
(でなければ、ただの売名行為的に出しただけだと思います。)
コメントありがとうございました。
とりあえずダウンロードだけしてみました。