2009年05月02日
Androidの可能性の一つ
最近、各所の研究室や研究機関にて、「研究道具としてのAndroid」と題して、Androidの登場により、研究のための道具が一つ増えますよ。というお話をしています。
流れとしては、
●アプリ開発としての利点
- Javaである!
- Eclipseをベースとした開発環境が揃っている!
よって、いままでのプログラミング知識をそのまま転用できる。
●ハードウェア利用における利点
- Linuxベースである!
- Linux対応ハードウェアはいっぱいある!
よって、いろいろなデバイスが利用できる。
という話です。
ですが、これだけですと、ただのJavaとLinuxの利点でしかありません。
最後のスライドに、Androidとしての利点を書いてあります。
●Kernel + UserLand が、メーカーから提供されている
- JavaとLinuxでは、ハードウェアを動かすまでに、ミドルのコンパイルなどが必要
- Androidだと、メーカーサポート付きでインストールされた状態で用意されている(という状況がどんどん広がっている)
よって、Javaが簡単にソフトを書くためのツールとして普及したように、Androidがハードを扱うためのツールとして普及する
・・・だろうというお話です。
要は、Javaは、余計なプログラム作法を覚えず(特に、ポインタ)に、研究のためのアルゴリズムに専念することができるという点が、良かったと思っています。
そして、Androidは、それのハードウェア版として、使えるという点こそが、利点だと考えています。
おまけ
資料を見てもらうとわかるのですが、上記の分類だけでは、意味のわからないスライドが混じっています。これは、口頭で詳細に説明している部分です。
聞きたい方は、ぜひぜひ、研究室などに呼んでいただければ、いろいろなデバイスを持って参上いたします。<(_ _)>
実際に手に取ってみて、その可能性を感じていただければと思っております。
※今後、研究の内容に合わせた、書き換え方の勘所なども作っていきたいと思っております。
- by noritsuna
- at 01:18
comments
そのJavaですら「できれば書きたくない」と言っている大学の研究室に悩まされています。
NICOさん
>そのJavaですら「できれば書きたくない」と言っている大学の研究室に悩まされています。
まぁ、最近はLLの勢力が大きくなってますしね。
それに、根本的には、『プログラムなんてしないに越したことはない』という可能性もあるので、要求は尽きないでしょうし。
がんばってください( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!