2009年05月23日
BeagleBoard x DLP x Android
ISBの渡辺さんの助言を得て、BeagleBoard x DLP x Android の起動に成功しました><
DLPがなにかは、こちらに 良い記事があります。
簡単に言えば、BeagleBoardのために作られた超小型プロジェクターです。
5Vで駆動するため、USB給電が可能です。さらに、BeagleBoard自体もリビジョンCからUSB給電に対応しています!
ということは、with eneloop で、
な、モバイルAndroidプロジェクターを作るしかない><
と、奮闘してみました。
1,DLP用の電源コネクタの自作
DLPの電源コネクタは
・φ1.1(外径φ3.0)
という、かなり細い電源コネクタです。参考:千石電商
そのため、たぶん自作しないとなりません。
・USBコネクタ(オス・Aタイプ)
参考:千石電商
と合わせて、購入して自作してください。
プラスとマイナスの極性を間違わないように!!!
2,電流が足りない!
eneloop 1コネクタでは、DLP用の電流が足りないようです。
そこで、eneloopを改造し、USBの電源部を並列接続してしまって、電流を補ってください。
※メーカーの保証対象外の行為です。危険性を把握した上で、自己責任でお願いします。
これで、物理的なものは完成です。
3,BeagleBoardにAndroidをいれる
せっかくなので、BeagleBoardでAndroidを動かしたいと思います。
こちらから、すでにコンパイル済みの物を持ってくるのが、手っ取り早いです。
説明の通りにセットアップしてください。
ただし、起動時のKernelへ渡すパラメータから、videoパラメータははずさないとダメなようです。
(正確には、あっても起動しますが、失敗することがあります。最初、これに嵌りました。orz)
setenv bootargs console=ttyS2,115200n8 noinitrd root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext3 init=/init rw rootdelay=1 nohz=off mem=122m
4,起動する!
起動すると、こんな感じです!!!
あれれ?画面が1/4しか表示されて無いのです。orz
(1280x960が、640x480で出力されているようです。DLPは、640x480固定なのです。)
いろいろと、videoパラメータとか与えてみたのですが、ぜんぜん、解像度が変わりません。orz
現在、このあたりを追求するために、自力コンパイルなどを試していますが、これまた起動しません。orz
後日、おって渡辺さんが調査してくれるはずです。(w
まぁ、という感じで、『成功』と言うのはちょっとアレな状況ではあるのですが、ひとまず、目的のモバイル出来るAndroidプロジェクターができたので、よしとしましょう。
問題点は、入力装置が一切無いことです。orz
カッコ良くやるには、USBカメラを付けて、手の動きを検知するというやりかたですね。
OpenCVあたりを組み合わせて、やりたいところです!!!><
- by noritsuna
- at 05:41
comments
画面の解像度は、ソースにハードコーディングされているため、起動時の引数は関係ありません。
Androkunさん
情報ありがとうございます。
> 画面の解像度は、ソースにハードコーディングされているため、起動時の引数は関係ありません。
まじですか・・・orz
では、ちゃんとコンパイル環境作らないとダメなわけですね。
USBカメラのドライバとか入れたいのでいずれはやろうかと思います!