2009年11月25日

Chrome OS build環境配布開始

Chrome OS を、build出来る環境を、VMWare上に構築いたしました。
まだまだ、いろいろと嵌る要素があり、構築には苦労しなくてはならないようです。

さらに、WebベースのSource Code browserである、OpenGrokも使えるようにしております。
(というか、本環境は、Chrome OS の構造を調査するために構築したモノですので、このOpenGrokが本命だったりします。)


ということで、今後の皆さんの解析がスムーズに進んで、多くのChrome OSの情報が共有されることを願って、この環境を配布しようかと思います。




■利用方法
1,VMWare用のイメージをダウンロードする。

こちらより、 http://dev.oesf.biz/download/chromeos-1.0_vmware.rar

MD5:bd51698e87ce6c8e929286a529155b3a
size:8,350,520,985 bytes


2,VMware Playerなどを利用して、起動する。

GNOMEログイン待ち状態です。
ログイン可能ユーザ情報は、下記のようになります。

ログインID:「noritsuna」
パスワード:「JAG&OESF」

※キー配列が、英語配列になっています。この画面で変更可能なので、必要に応じて変更してください。

3,各種buildコマンドでbuildする
Build Chromium OS」に書いてあるbuildコマンドは、全部使えるはずです。

●git & SVN先
chromium・・・・・・~/chromium
chromium OS・・・~/chromiumos-1.0

※最新状態にするには、ここで、「gclient sync」してください。


●build環境
chromium・・・・・・~/chromium
chromium OS・・・~/chromiumos

●Chromeのbuild
./build_chrome.sh --chrome_dir ~/chromium

●Chrome OSの各種build
./build_platform_packages.sh
./build_kernel.sh
./build_image.sh
./image_to_vmware.sh --from=~/chromiumos/src/build/images/SUBDIR \
--to=~/chromiumos/src/build/images/SUBDIR/ide.vmdk

●特殊ユーザの設定
( cd ../platform/pam_google && ./enable_localaccount.sh USERNAME )
./set_shared_user_password.sh

設定したユーザ名:「chrome」
パスワード:「JAG&OESF」


5,Source Code 検索用インデックスを作成する。

●OpenGrokインストールディレクトリ
~/opengropk/forChromiumos-1.0

上記のディレクトリに移動して、

●Source Code 検索用インデックスの再構築コマンド
./run.sh

を実行します。
(すでに、構築済みです。)


6,Source Code を OpenGrokで検索する。
ログインした場合には、Firefoxを起動して、

http://localhost/chromiumos-1.0/

へアクセスしてください。
ホストマシンからアクセスするには、localhostのかわりにVMWareのIPを入力してください。
(VMWareのNATモードで動作しております。)

使い方は、直感でほぼ理解出来るかと思います。




■謝辞
OESFさんのご厚意により、配布用サーバを利用させてもらっております。
また、今後の情勢の変化により、削除される可能性もあります。そのときは、ご了承ください。

※え?なぜに、OESFでChrome OSかって???それは、ご想像にお任せいたします。<(_ _)>

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