2009年11月15日

OESF謹製Market Placeの衝撃

Embedded Technology 2009」でのOESFブース内ミニセミナーにて、Market Place に関する講演が追加されました。


●OESFミニセミナー

日時:2009/11/20(金:最終日) 12:30-12:50
場所:OESFブースの位置:E-04

タイトル:「OESF Application & Service Working Groupの活動について 〜Market Placeの醸成への取り組み〜」

講演者:Application & Serviceワーキンググループ
Market Place プロジェクトマネージャー(SIProp有限責任事業組合
山崎 清人(やまざき きよひと)様

こちら、まだまだ、立ち上がったばかりのWGということもあり、大々的には喧伝していないのですが、今後の台風の眼となるWGとなっております。

先日のエントリーに書かせていただいたようにSTB-WGによるSpec策定が予定しております。
さらに、Certification-WGによる認定が予定されております。
そして、これらが、完成した暁には、本活動によるProfileベースのMarket Place作成環境の出番となると考えております。
例えば、Market PlaceをSTB Profileで作成すると、STB Specに基づいて作成されたアプリケーションのみを配布するMarket Placeとして作成出来、それは、STB Certificationをパスした機器で動作することが保証されるというような連携となります。

そこで、本活動は、だれでもこのようなMarket Placeを作成出来るように、課金システムやアプリの管理/配布システム、クライアント側のダウンローダーなどを提供しようというものです。
※OESFによるMarket Placeを立ち上げるという話ではありません。あくまで、Market Placeを作成出来るフレームワークやソフトウェアを提供する活動です。

そして、簡単なデモが、Application & Serviceワーキンググループのブース内にて、展示されるとのことです。
ぜひ、いらしていただければと思います。




●本活動の理念
今後は、いろいろなアプリケーションやハードウェア、プラットフォーム(SNSやWaveなど)などが登場することが予想されます。
そのときに、一つのMarket Placeでは対応出来なくなるときがやってくると考えられます。

例えば、今までにはなかったアプリの場合、課金方法さえも今までの概念では対応出来ない可能性が高いわけです。
そのときに、すでにあるMarket Placeが対応してくるのを待っていたら、商機を逃してしまいます。

そこで、多種多様なものが登場するであろうこの時代に対応出来るように、Market Placeの仕組み自体がオープンになっていて、自分で課金の仕方を決められる環境が必要になるだろうと、本活動は考えて、邁進しております。

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