2006年09月19日

第2回DHT勉強会に参加してきました

第2回DHT勉強会に参加してきました。

個人的に気になったのは、吉田さんの講演でした。

吉田 幹 氏:(株)BBR 取締役CTO
「P2Pエージェントプラットフォーム PIAX の理念と実装」

P2Pエージェントと呼ばれるオブジェクトがあるようなのですが、これが、何をさせているのかの説明は、DHT勉強会ということもあり、省略されてしまいました。ただ、ヒントとなることはおっしゃっていて、

第四世代P2P=セマンティックWebなどに代表されるタグによる「知識高度化」とそれを検索する「P2P」

というものが、基本的な考え方とのことでした。
こちらの妄想エントリーの「ファインダビリティ層」に近いことを、P2Pを使ってやるような感じでした。
そのキモとなっているのが、
「発見型の検索=柔軟な検索クエリを発行できるP2P検索クエリ」

ということのようです。
これを実現しているキモが、
「Skip Graph」

なのだそうです。(詳細は、google先生に聞いてください。)
これにより、
「場所を特定するID」と「検索に使えるKey」を同時に保持することが可能になる

ため、「発見型の検索」が可能と言うことのようです。

いろいろと気になるところがあるのですが、なんと、来月にオープンソースとして、公開する予定だそうです!公開されたら、速攻チェックしてみたいです。
さらに、妄想エントリーの「AI層」も、次期に検討中だそうです!(うおおお、ここのAI部分、やりてぇぇぇ。<心の叫び)

comments

なんか注目していただいてありがとうございます。
実は、PIAXの内部実装(Skip Graphを使っていること)について発表するのは今回がはじめてでして、反響の大きさにびっくりした次第です。
なかなか実装やらに追われていて、発表の方に手が回らないのですが、可能なところから徐々にやっていこうと思っています。
えっとですね、オープンソース化ですが、「早くて」来月ということですので、事情で遅れることがあります。
これからもよろしくお願いします。

  • 吉田
  • 2006年09月19日 20:46

吉田さん

noritsunaです。

>実は、PIAXの内部実装(Skip Graphを使っていること)について発表するのは今回がはじめてでして、反響の大きさにびっくりした次第です。
>なかなか実装やらに追われていて、発表の方に手が回らないのですが、可能なところから徐々にやっていこうと思っています。

Skip Graphは、非常に興味深い特性を持っていて、こんなものがあったのかとびっくりしています。
アプリケーション層からみると、相当使いでがあるのではないかと思っています。


>えっとですね、オープンソース化ですが、「早くて」来月ということですので、事情で遅れることがあります。

期待しております!!!
がんばってください。

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