2006年09月20日

NGNに対する世間(internetな人々)の風当たり

NTTさんのトライアルが公開されてから、internetな人々も意見を述べ始めたようですので、ちょっとしたまとめです。

インターネットの父いわく「NGNは実のない議論」
直接、NTTさんのNGNというわけではないですが、インターネットの父・ビント・サーフ氏のお言葉ですので、最初に取り上げさせていただきます。

NGN(Next Generation Network)は、インターネットが本来持つ柔軟さを損なうものであり、「実のない議論だ」と一蹴。テレコム産業側は、音声や動画の配信にはQoSが必要だ、やれコントロールやインテリジェンスが必要だと主張するが、「パケット交換ネットワークのほうがうまく機能するし、より柔軟だ」と述べた。

NGNの一面に対する批判のみをクローズアップしたような記事になっていますので、さすがに、ビント・サーフ氏が本当にこれしか考えていないとは思えません。
「コントロールやインテリジェンス」があったほうが、課金がしやすいわけで、全く無駄だとはいえないわけですので、この辺は、NGNについてというインタービューではないようすから、編集マジックなのかなぁと言うところです。
しかし、さすがに、キモはしっかりと押さえられていて、「インターネットが本来持つ柔軟さを損なうもの」とは、核心を突いた言葉ではないかと思います。




「ぼろい」インターネットを守れるか――慶大村井教授とキャリア3社らがNGN巡り議論

つづいて、日本のインターネットの父・村井教授のお言葉です。
全体の記事を読む限りでは、NGNに対する意見としては、あまり明確なことはおっしゃってはいないようですが、

村井氏は冒頭、「インターネットと放送、電話はそれぞれビジネスモデルや哲学が異なる」と指摘。「ウェブ2.0」の流れなどで個人の情報が自由に共有できるネット社会の方向に対して「(きちんとネットを管理する)NGNが別の方向に向かったり、逆行するのではないか」と懸念を示した。

軽く「自由」に対して懸念があるという感じのようです。

そして、同時に、国領教授のお言葉です。

議論のなかで慶大教授の国領氏は「民間企業の新サービスに横から口出しすべきではないが」と前置きしつつも、公平な競争環境を保つために「インフラ部分の開放ルールを議論し、アプリケーションで競争しやすい状況を早く作るべき」と呼びかけた。総務省総合通信基盤局電気通信技術システム課長の渡辺克也氏は「NGNのサービスイメージが出来上がっていないのでは」と述べ、NGNと従来のインターネットが相互に連携する形が望ましいとした。

下記の江崎教授と同じような思いをもっておられるようですね。




江教授と冲中KDDI 執行役員 のNGN会談その4など

日本のVoIP界の重鎮・江教授の思いとしては、こちらのエントリーなどでも、取り上げさせていただいておりますが、キーワードは、

「相互接続」

ですね。裏にある意味合いとしては、「オープン指向」であるといえるかと思います。




●個人blog
もっとストレートな批判が、見受けられますね。おおざっぱに要約すると、

NGNいらない

ということのようです。(;^_^A アセアセ・・・
まぁ、全部をチェックしたわけではないので、本当にそうかは、わかりませんが。。。そんな意見が多いようです。私のみた範囲では。

※個人的な意見と言うこともありますので、どこかなどは控えさせていただきます。




NTTに通信網開放を強く要請・総務省懇談会
「新競争促進プログラム2010」の公表

NTTさんにとっては、とても許容できなそうな要請ですが、これまでちょろっと紹介したよう(ほんの数個の上、むりやりじゃないかという意見もあるかと思いますが、、、いろいろと察してください。。。)に、相対的にみて、NGNに対する世間(internetな人々)の風当たりは厳しいところですので、NGNとinternetの相互発展のために是非とも受け入れてもらいたいものです。

インターネットの父・ビント・サーフ氏の

「インターネットが本来持つ柔軟さを損なうもの」

という言葉は、
「オープン指向」

という意味も有しており、ここで紹介したinternetな人々のキーワードとなっていると思われる、非常に重い言葉だと思います。

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