2007年10月02日

個人情報と認証

「PCからオンライン取引、ケータイで認証」−ソフトバンクBBの新発想・認証サービス というのが、リリースされたようです。

現時点では、安全性が強調されているようですが、本質は、
(安全性などについては、高木先生のエントリーをあわせて、ご覧ください。)

「サービスごとに別々のアカウントを管理するのには限界がある」と中島氏が話すように、すでに個人で管理しなければならないID・パスワードの数は飽和状態にある。

というところで、m2m-xなどの汎用セッション・プロトコルとしてSIPが狙っているところ、すなわち、セッションとパーミッションの管理に近いものというところだと思います。



この件に関しては、DoCoMoさんも「携帯電話による行動支援システム、NTTドコモが開発 」や「電話番号の入力で、「あの人は今、どこ?」が分かる──ドコモの「イマドコかんたんサーチ」」などを始めていたります。

こちらも、個人情報をベースとしたセッションとパーミッション管理システムをベースとしていると考えられます。

ただ、こちらのポイントは、NGNの一環ではなく「NTTドコモが開発」というところですね。本来なら、NGNと含めて、FMC的なものとするのがよいはずですから。。。なのに、なぜか、NTTドコモさんの開発なのですよね。
(NTTさんのNGNなところは、この辺に興味がないとか、何とかという噂も。。。こういう発表を見ると信憑性も出てくるわけで。。。でも、NTT法のからみで、わざと分離しているのかもしれませんし。。。)




もちろん、KDDIさんも「au one」というものを発表していますし、この方向性をどんどんと推し進めていくこと間違いなさそうです。
さらに、「KDDI、上り最大1.8MbpsのGPS機能つきデータ通信カード「W04K」発売」というのも、発表したようですし、これは、上記のDoCoMoさんのサービスとかぶることが予想されます。




もう一つ、気になるものとしては、Googleさんの動きでしょうか?

Google、無線ネットワークの構築コストは約170億ドル?

こちらは、米国内の話であり、Googleさんの本心も不明と言うところではありますが、これだけのコストをかけて参入する以上、ただの電話網のためとは思えないわけで。。。

まぁ、結局、言いたいのは、こちらの話のことなんですけどね。

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