Chrome OS を、build出来る環境を、VMWare上に構築いたしました。
まだまだ、いろいろと嵌る要素があり、構築には苦労しなくてはならないようです。
さらに、WebベースのSource Code browserである、OpenGrokも使えるようにしております。
(というか、本環境は、Chrome OS の構造を調査するために構築したモノですので、このOpenGrokが本命だったりします。)
ということで、今後の皆さんの解析がスムーズに進んで、多くのChrome OSの情報が共有されることを願って、この環境を配布しようかと思います。
■利用方法
1,VMWare用のイメージをダウンロードする。
こちらより、 http://dev.oesf.biz/download/chromeos-1.0_vmware.rar
MD5:bd51698e87ce6c8e929286a529155b3a
size:8,350,520,985 bytes
2,VMware Playerなどを利用して、起動する。
GNOMEログイン待ち状態です。
ログイン可能ユーザ情報は、下記のようになります。
ログインID:「noritsuna」
パスワード:「JAG&OESF」
※キー配列が、英語配列になっています。この画面で変更可能なので、必要に応じて変更してください。
3,各種buildコマンドでbuildする
「Build Chromium OS」に書いてあるbuildコマンドは、全部使えるはずです。
●git & SVN先
chromium・・・・・・~/chromium
chromium OS・・・~/chromiumos-1.0
※最新状態にするには、ここで、「gclient sync」してください。
●build環境
chromium・・・・・・~/chromium
chromium OS・・・~/chromiumos
●Chromeのbuild
./build_chrome.sh --chrome_dir ~/chromium
●Chrome OSの各種build
./build_platform_packages.sh
./build_kernel.sh
./build_image.sh
./image_to_vmware.sh --from=~/chromiumos/src/build/images/SUBDIR \
--to=~/chromiumos/src/build/images/SUBDIR/ide.vmdk
●特殊ユーザの設定
( cd ../platform/pam_google && ./enable_localaccount.sh USERNAME )
./set_shared_user_password.sh
設定したユーザ名:「chrome」
パスワード:「JAG&OESF」
5,Source Code 検索用インデックスを作成する。
●OpenGrokインストールディレクトリ
~/opengropk/forChromiumos-1.0
上記のディレクトリに移動して、
●Source Code 検索用インデックスの再構築コマンド
./run.sh
を実行します。
(すでに、構築済みです。)
6,Source Code を OpenGrokで検索する。
ログインした場合には、Firefoxを起動して、
http://localhost/chromiumos-1.0/
へアクセスしてください。
ホストマシンからアクセスするには、localhostのかわりにVMWareのIPを入力してください。
(VMWareのNATモードで動作しております。)
使い方は、直感でほぼ理解出来るかと思います。
■謝辞
OESFさんのご厚意により、配布用サーバを利用させてもらっております。
また、今後の情勢の変化により、削除される可能性もあります。そのときは、ご了承ください。
※え?なぜに、OESFでChrome OSかって???それは、ご想像にお任せいたします。<(_ _)>